石川さゆりがデビュー45周年記念リサイタルで紅白出場報告

石川さゆり

2017年大みそかの「第68回NHK紅白歌合戦」で40回目の出場が決まった石川さゆりが11月16日の昼夜2回、東京・昭和女子大学人見記念講堂で<石川さゆり45周年記念リサイタル>を開いた。

今回のリサイタルは、11月3日に大阪、同7日に名古屋で行い、この日がファイナル。2,000人(昼夜合わせて約4,000人)の熱烈なファンで満席の中、「今日は、初めて石川さゆりのステージを見るよというお客さま、そしてずっと応援しているんだよというお客さま、どなたにも最後の1曲までおもいっきり楽しんでいただきたいと思います。元気いっぱい歌いますので、最後までお付き合いください」とあいさつ。「日本のこころ」をテーマにした今回のリサイタルは2部構成で、第1部は邦楽演奏や太鼓芸能集団「鼓動」の演奏も交えながら「風の盆恋歌」をはじめ、「転がる石」、民謡メドレーから「木曽節」「ソーラン節」、シングル作品から「恋は天下のまわりもの」「波止場しぐれ」「能登半島」などを熱唱。

石川さゆり

第2部は、オープニングにスペシャルパフォーマンスとして「女義太夫」を初披露し、「日本のこんな素晴らしい話芸を、自分の体を通してみたらどんな感じになるんだろうかと大胆にも思いまして、石川さゆりが生まれて、こうやって歌手になってやってきたということを演じさせていただきました」と、新しいチャレンジを成功させた満足感を味わいながら目を輝かせていた。

石川さゆり

後半は、「滝の白糸」をはじめ、朗読入りの「飢餓海峡」、45周年記念シングル第2弾「春夏秋冬」、同第1弾「百年の抱擁」、初期の大ヒット曲「津軽海峡・冬景色」、代表曲「天城越え」、それに作詞家・山上路夫が書き下ろした「祈りたい」を披露するなど、アンコールを含めて全19曲を熱唱した。その中で、この日発表になった「NHK紅白歌合戦」への出場が決定したことをファンに報告。「今年で40回目の紅白出場が決まりました。長きにわたって皆さんが応援してくださって、この45周年のリサイタルのときにご報告できて何とも言えない気持ちがいたします。これからも皆さんの心に寄り添うような、そんな歌が歌っていければなと思います」と笑顔を見せた。

石川さゆり

終演後、「歌を歌いながら自分の中に大好きな歌がいっぱいあって、先生方にいい歌をたくさんいただいてきたんだなという幸せをすごく感じました。45年も歌い続けてこられたのは、自分が不器用だったからだと思います。今回の『女義太夫』もそうですが、何か1つのものを作って、皆さんに届けたいと思ったとき、私は簡単にはできないんです。ただコツコツとやってきたからです。今年1年、本当に早かったですね。来年は、4月まで劇場公演も決まっていますので、それが終わったらかっこよく痩せたい。体力をつけて、体質改善ができればもっと違う歌が歌えたり、もっと楽しいことができるかなと思うので…」と話していた。

石川さゆり

(提供:サンニュース)

◆石川さゆり オフィシャルサイト