2022年5月2日
作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。
※松任谷正隆が自身の音楽キャリアを振り返っての言葉。本書では、松任谷正隆が編曲を手掛けた「やさしさに包まれたなら」、「守ってあげたい」、「赤いスイートピー」、「なごり雪」などの秘話も語られている。音楽家たちの音楽への前向きな姿勢や熱い思いが、多くの名曲を誕生させたのだ。
『僕の音楽キャリア全部話します』(新潮社/著・松任谷正隆)より
松任谷正隆(まつとうやまさたか)
昭和26年生まれ。東京都杉並区出身。4歳からクラシックピアノを習い始め、14歳でバンド活動を開始。昭和46年加藤和彦の誘いで、ミュージシャンデビュー。同年リリースされた吉田拓郎のアルバム『人間なんて』収録の「結婚しようよ」ではハーモニウム(リードオルガン)を演奏している。以後、吉田拓郎のバンドのバンマスや、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレーに参加し活躍。編曲家、プロデューサーとして、妻・松任谷由実をはじめ、風、松田聖子、イルカ、ゆずなど多くのアーティストの作品に携わる。モータージャーナリスト、俳優、マイカ・ミュージック・ラボラトリー校長など、様々な肩書を持つ。