【レポート】純烈・小田井涼平ソロコンサート「メンバーのために頑張りたい」

【レポート】純烈・小田井涼平ソロコンサート「メンバーのために頑張りたい」

2017年に結成8年目を迎えた純烈が有線音楽放送USEN♪C-42チャンネル「元気はつらつ歌謡曲」にて放送中の番組「演歌男子。+純烈のドラマチック歌謡」公開収録イベント<純烈の下北沢で逢いましょう>を東京・下北沢GARDENにて行った。ここでは、第2部<小田井涼平「おじさんそろそろ重い腰上げようか!?」>と題した、純烈メンバーで最年長である小田井涼平が開催したソロコンサートの模様をレポートする。

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開演前のステージにはバンドセットが並び、生演奏で歌う小田井に期待が高まる。オープニングは、「もしもし?」と本番前の小田井が電話をしているかの様な音声が流れ、「お客さん?入ってるよ。え?綺麗な人おるかて?いや、綺麗な人はおらんなぁ」と小田井の観客いじりが飛び、客席から笑いが起こる。そしてバンドの演奏が始まると、胸元にフリルのシャツをのぞかせた王子様風の衣装を着た小田井が登場し、「芝居をする女」(ギャランティーク和恵)を歌う。会場は小田井のメンバーカラー青のペンライトで染まっていた。

オープニングナンバーを歌い終わると、「ありがとうございまーす!見ていただいたらわかる通り、皆さんが見たことのない衣装を着ております。今回このライブのために、自腹で衣装を作りました!」この言葉から、ソロコンサートにかける気合が伝わってくる。その気合からなのか、マイクスタンドの横には鏡が設置されたスタンドが立っており、自分の顔をチェックしながら歌うという斬新なステージセットとなっている。

純烈・小田井涼平ソロコンサート「おじさんそろそろ重い腰あげようか!?」

2曲目は、「そして神戸」(内山田洋とクールファイブ)を初の生バンドで披露した。今回のバンドメンバーはギター、ベース、キーボード、ドラムの4人編成で、その中で、キーボード・奥田祐とドラム・岩根圭佑は小田井が10年以上前にバンドを組んでいた際に一緒に活動していたメンバーということもあり、息の合ったパフォーマンスを魅せる。ソロコンサートを開催することが夢だったという小田井は、「ブルーのペンライトが星空に見えましたね〜」と、夢が叶った瞬間を噛みしめているようだった。

「今日はね、一途にプレッシャーを背負ってステージに立ってるんです。理由は簡単なんです。このライブが成功しないと他のメンバーがソロライブできないんです」その真摯な眼差しに観客からは拍手と歓声が巻き起こる。「僕はね、そのために頑張っていると言っても過言ではない…。ですから、他のメンバーのファンの方も私のライブを盛り上げていただきたいな」。自虐ネタに笑いが起こる。小田井は純烈のコンサートでも、いつもトークでステージを盛り上げる。それは、いつも周りを見渡し、人一倍気を使い、1本の柱として純烈を支える、そんな気概に繋がっているのかもしれない。

純烈・小田井涼平ソロコンサート「おじさんそろそろ重い腰あげようか!?」

「ちょっとだけ、次の曲はテンポを落としましょうかね。『スローなブギにしてくれ』聴いてください」そう言うと客席から喜びの声が上がり、南佳孝の名曲を優しく包み込む様に歌い上げた。「この曲ねぇ、僕、大好きなんですよ。サビ以外のメロディラインがめちゃくちゃ難しいんですよ。音にハマってる様なハマってない様な、語っている様な語ってない様な、歌ってる様な歌ってない様な…だからなんやねんて曲なんですよ。でも、良い曲やったら皆さんに聴いてほしいということでね」続いて、「次の曲は健康センターで聴いたことがある人もいると思うんです。だけど、バンドでやったらどうなるんやろう、そう思ってました。なので、あえてこの曲をバンドでやってみようと思いました。『まぼろしのブルース』です」。ライブハウスという空間、生バンドの演奏のなか情感豊かに歌う小田井は、ソロシンガーそのもので、初のソロコンサートということを忘れ聴き入ってしまう。

純烈・小田井涼平ソロコンサート「おじさんそろそろ重い腰あげようか!?」

「最近は、他のアーティストさんと一緒に仕事をすることも増えてきたんですけれども、なんとなく距離を感じることがあるんです。赤裸々に色んなことを言われるんとちゃうかと。でも僕らは愛情をもって皆さんと接しているんですが、川上大輔くんとか、最上川司くんとか変なこと言うなよと目で語ってるんです」すでに赤裸々に語っている小田井。「うちの酒井さん(純烈・酒井一圭)とか、たまに行き過ぎることがあるんですが、気付いてちゃんと軌道修正するから、なんか可愛らしいなぁと」。このコンサートのMCでメンバーの話に一番長い時間を割いた小田井の、純烈に対する愛情がひしひしと伝わる。前述したように、ソロコンサートもメンバーが後に続けるようにと成功を願っているのだ。

純烈・小田井涼平ソロコンサート「おじさんそろそろ重い腰あげようか!?」

そして、「僕はアンコールしてくださいとは言いません。言いませんけど、セットリストにもう1曲入っとるわ」と冗談交じりのMCから歌う最後の曲は、小田井がどうしても最後に歌いたかったという1曲、宇宙戦艦ヤマトのエンディングテーマ「真っ赤なスカーフ」(ささきいさお)だ。そこには全てをかけて歌う等身大の小田井涼平がいた。「人類滅亡まであと125日」と、宇宙戦艦ヤマトの次回予告のような言葉を残しステージを降りた。

アンコールの手拍子が鳴り、再びステージに上がった小田井は「アンコールは皆さんが気持ちよく帰れるアップテンポな曲がいいと思ったんですよ。プリンセス プリンセスで『GET CRAZY!』」の言葉で軽快なリズムが鳴り響いた。歌い終わると小田井は「いや〜46歳で歌う曲ちゃうな。ほんまにプリンセスの要素一個もあれへんがな。お客さんも含めて誰もプリンセスおれへん。すいません、最後の最後にまた言っちゃいました申し訳ございませぇん。という訳で、小田井涼平のライブ楽しんでいただけたでしょうか?」客席からは大きな拍手が起こり、熱い、熱い熱気のなか、歓声に包まれ終了した。満員の客席を大いに楽しませた小田井の初ソロコンサートは、他のメンバーのソロコンサートへと続く道を切り開いたはずだ。

純烈・小田井涼平ソロコンサート「おじさんそろそろ重い腰あげようか!?」

純烈・小田井涼平ソロコンサート「おじさんそろそろ重い腰あげようか!?」

<小田井涼平ソロコンサート「おじさんそろそろ重い腰あげようか!?」>

2017年11月27日(月)@東京・下北沢GARDEN
[ セットリスト ]
1. 芝居をする女(ギャランティーク和恵)
2. そして神戸(内山田洋とクールファイブ)
3. サイケな街(万里れい子)
4. スローなブギにしてくれ(南佳孝)
5. まぼろしのブルース(勝彩也)
6. TIME STOP(米米CLUB)
7. 悪い奴(和田アキ子)
8. 真っ赤なスカーフ(ささきいさお)
アンコール
9. GET CRAZY!(プリンセス プリンセス)

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