フォーク歌手のはしだのりひこが死去、享年72歳

フォーク歌手のはしだのりひこが、2017年12月2日に、京都市内の病院で死去した。享年72歳。数年前から闘病生活を送っていたという。

京都市出身。1967年に、ドゥーディー・ランブラーズのメンバーとして、レコードデビュー。同年に参加した、ザ・フォーク・クルセダーズが、「帰ってきたヨッパライ」(作詞:松山猛・北山修 作曲:加藤和彦)で一躍人気グループとなる。1969年には、はしだのりひことシューベルツで、「風」(作詞:北山修 作曲:端田宣彦)が大ヒット。

さらに、はしだのりひことマーガレッツを経て、はしだのりひことクライマックスで、「花嫁」(1971年/作詞・北山修 作曲・端田宣彦)を発表。同曲では「NHK紅白歌合戦」初出場を果たす。現在もなお、結婚式などで歌われる定番曲として親しまれている。

その後、はしだのりひことエンドレス、ソロ活動を経て、妻の看病のため主夫となる。主夫としての体験記をまとめた、『おとうさんゴハンまーだ』(1986年/教育史料出版会)が出版され、翌年、映画化(『風のあるぺじお』)もされている。

2017年4月23日、<京都フォーク・デイズ・ライブ きたやまおさむ と京都フォークの世界>に車椅子を使って登場。きたやまおさむ、杉田二郎らとの共演が最期のステージとなった。

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