徳永ゆうきと紘毅、W主演映画『バケツと僕!』完成披露試写会に登壇

徳永ゆうきと紘毅、W主演映画『バケツと僕!』完成披露試写会に登壇

3月3日に公開される映画『バケツと僕!』の完成披露試写会に、W主演の紘毅、徳永ゆうきをはじめ、あべけん太、原作者の北島行徳、石田和彦監督が登壇した。

「無敵のハンディキャップ」の著者・北島行徳の短編小説「バケツ」の実写映画になる本作は、児童養護施で働くことになった気弱な青年・神島が、「バケツ」と呼ばれる知的障害を持った少年と出会い、「バケツ」の未来のために、そして自分の信念のために困難を乗り越えようとする感動の物語。前川清の長男でシンガーソングライター、舞台俳優と多方面で活躍する紘毅が神島を、演歌歌手で鉄道マニアでもあり2月20日で23歳になったばかりの、徳永ゆうきがバケツ役を演じ、W主演となっている。本作の監督は、石井隆監督『ヌードの夜』、堤幸彦監督『さよならニッポン!』、小林政広監督『海辺のリア』など、数多の作品で助監督として日本映画を支えてきた石田和彦がメガホンをとった。

主演の気弱な青年・神島を演じた紘毅は「題材から最初シリアスに演じてしまっていたのですが、監督から『もっと明るく!』と何度も言われ、明るい映画になりました。今の日本の現状を描いていますが、コメディとして笑いながら受け入れられるようにしていて、身近な人々の話のように感じてみられると思います。」と笑顔を見せた。

軽度の知的障害をもつバケツを演じた徳永は「障害を持ちつつ健常者の扱い、という難しい役でしたが、あべけん太さんとたくさんお話させていただき、少しずつイメージを作り上げていきました。下着で走り回ったり、おにぎりをたくさん食べたりと大変でした」と笑いを誘っていた。

“ダウン症のイケメン”と呼ばれ活躍中のタレント、あべけん太は「障がい者のことをもっと知って欲しいから、是非みて頂きたいです」とコメント。また原作者の北島行徳は、作品に込めたメッセージとして「今のピリピリしている世の中で、この作品で優しさみたいなものを感じて欲しい」とコメント。

またこの日は映画の応援ユニットとして結成し2月28日にCDをリリースする「ゆうきひろき」のお披露目として、舞台挨拶後に、紘毅が作詞作曲した主題歌「虹色のファンタジー」と「ゆうきひろき」で、カバー曲「白い雲のように」と「ひだまりのうた」を披露。観客からの喝采を浴びた。

『バケツと僕!』は、3月3日(土)より新宿K’s cinema他、全国で公開される。

◆映画『バケツと僕!』オフィシャルサイト