花園直道＜スーパー日舞特別公演＞演劇、津軽三味線などを取り入れた「和のエンターテイメント」開催

2018年3月4日歌謡情報

花園直道

古典舞踊だけでなく、ダンス、タップ、歌などの要素も取り入れながらパフォーマンスする花園直道の特別公演が3月4日（日）に有楽町よみうりホールにて行われた。花園の他に、劇団紀州・踊正太郎（津軽三味線）・西垣恵弾（バイオリン）・五條詠寿郎/舞鼓刀塾（剣舞）と錚々たるメンバーが勢揃いする今公演。チケットは発売と同時にソールドアウトし、「和のエンターテイメント」を望む声の大きさがうかがえる。

オープニングは花園直道「プレイスメモリー」「花吹雪」からスタート。華麗な舞を披露すると次は踊正太郎による津軽三味線、迫力のある三味線の音色。そこに今度は劇団紀州・春菜による「望郷じょんがら」が続く。劇団紀州による「立花右近」が終わると今後は花園直道with華舞斗のGSテイスト溢れる「東京ア・ゴー・ゴー」。大盛り上がりの曲に続くは西垣恵弾による「浜辺の歌〜ふるさと」のヴァイオリン演奏。美しい音が郷愁をそそる。ヴァイオリンのフレーズとともに今後は花園直道も登場し「エルフラメンコ」を披露。情熱的なヴァイオリンの音と踊りに釘付けになる。一部の最後は花園直道の早着替えが素晴らしい「魂!!七変化」で終了した。

花園直道

続く2部は花園直道の古典舞踊「義経残照」からスタート。古典らしい重めの舞から続くは五條詠寿郎/舞鼓刀塾による激しい「剣舞」がスタート。そこに花園直道も加わり、迫力のある殺陣を披露した。続くはジャパンエキスポで初披露した未発表曲「サムライ」。映像とリンクしながら、ここでも殺陣を披露。スリリングな展開の後、劇団紀州による「浪速の花吹雪、暗夜の心中立て、元禄花見踊り」を演じ、今度は洋楽のテイストと日本舞踊をミックスさせた花園直道の「マイケルメドレー」へと続いた。

和、洋の行き交う中、踊正太郎による「津軽三味線」「じょんがら手踊り」へと続く。次は五條詠寿郎/舞鼓刀塾による、大地を割くような「太鼓ショー」。「和のエンターテインメント」に会場はどんどん引き込まれて行く。花園直道も津軽三味線を手にし、津軽三味線の「曲弾き」がスタート。そこに踊正太郎の三味線、西垣恵弾のヴァイオリン、五條詠寿郎/舞鼓刀塾の太鼓が交わりいよいよフィナーレに近づいて行く。最後はオールキャストによる「じょんからロック」で幕を閉じた。

花園直道

日本舞踊、演劇、津軽三味線、そしてヴァイオリン。様々な要素を取り入れながら「和」というエンターテインメントをまとめきった。終演後、花園直道は「特別ゲストがたくさん出演してくださり、たくさんのお客様ともいい出会いができました。ここから全国に向けていいものに作り上げて行きたいです。」とコメント。まさに「日本式」なエンターテインメントのさらなる発展を感じた公演だった。

＜スーパー日舞『花園直道』特別公演＞セットリスト

2018年3月4日(日)　＠東京・有楽町よみうりホール
【第一部】
1. プレイスメモリー（花園直道）
2. 花吹雪（花園直道・華舞斗）
3. 津軽三味線（踊正太郎）
4. 望郷じょんがら（劇団紀州）
5. 立花左近（劇団紀州）
6. 東京ア・ゴー・ゴー（花園直道・華舞斗）
7. 浜辺の歌〜ふるさと（西垣恵弾）
8. エルフラメンコ（花園直道・西垣恵弾）
9. 魂！！七変化（花園直道・華舞斗）
【第二部】
10. 新古典舞踊・義経残照（花園直道）
11. 数手の殺陣（花園直道・五條/舞鼓刀塾）
12. 剣舞（五條/舞鼓刀塾）
13. サムライ（花園直道・五條/舞鼓刀塾）
14. コミック舞踊・浪速の花吹雪（劇団紀州）
15. 暗夜の心中立て（劇団紀州）
16. 元禄花見踊り（劇団紀州）
17. マイケルメドレー（花園直道・華舞斗）
18. 津軽三味線（踊正太郎）
19. じょんから手踊り（花園直道＆華舞斗・五條/舞鼓刀塾）
20. 太鼓ショー（五條/舞鼓刀塾）
21. 花園三味線曲引き（花園直道→踊正太郎→西垣恵弾→五條/舞鼓刀塾）
22. じょんからロック(全出演者)