伊藤咲子が城みちると初デュエット、デビュー45周年記念アルバム発売

伊藤咲子が城みちると初デュエット、デビュー45周年記念アルバム発売

伊藤咲子が、デビュー45周年記念アルバム『恋する名曲娘』を4月25日にリリースする。

伊藤咲子は、当時15歳であった1974年に「ひまわり娘」でデビュー。2018年で45周年を迎え、また誕生日の4月2日には還暦を迎える。そこで、彼女のデビュー45周年を記念し、2015年にリリースして好評を博したカバーアルバム『ニッポン名曲娘』に続く、シリーズ第2弾『恋する名曲娘』を4月25日に発売することとなった。

アルバムには、かつてアイドル時代に恋人と噂された城みちるとの初めてのデュエット曲「春風の二人」が収録される。城みちるは1973年に「イルカにのった少年」でデビュー。同時期にアイドルとして活動していた二人は、歌番組の共演をきっかけに同じ日本テレビ「スター誕生!」出身の歌手ということもあり意気投合。1975年より4年間実際に交際していたという。

当時は絶頂期のアイドル同士だった上に、携帯電話などもなかったため、お互いにマネージャーを介してのやり取りや、ほかのアイドルカップルとのWデート、仕事場でのハイタッチなどで愛を確かめ合っていたという。城は1978年に芸能界を引退。引退後も交際は続けていたが、城が家業を継ぐために広島に帰郷したのを機に交際はストップ。その後、二人は別々に結婚してそれぞれの道を歩み、現在はお互いに家庭を持ちながら家族ぐるみの付き合いで、今では「心友(しんゆう)」という仲だという。

今回の企画は城にとって、1993年にビクターより発売したシングル『ファーストサムライ』以来25年ぶりのレコーディングとなった。楽曲は歌詞の中に「木枯し」や「イルカ」などのフレーズが入り、伊藤のヒット曲「木枯しの二人」や城みちるのデビュー曲「イルカにのった少年」へのオマージュもたっぷりのラブソング。かつて交際していた二人がそれぞれ別々に歳月を重ねて再会し、また恋をする…、まさしくかつての二人を彷彿とさせるような内容となっている。レコーディングは現在広島在住の城が上京し、2月中旬に都内のスタジオで行なわれた。

伊藤咲子が城みちると初デュエット、デビュー45周年記念アルバム発売

伊藤は「レコーディングはすごく気持ちよく歌わせていただきましたし、声の質が違和感なく歌えたと思う。相性というか、お互いの歌の呼吸が不思議とわかるので、歌いやすかったです。みちるは心の友、“心友(しんゆう)”なんです。人生いろんなことがあったのもお互い分かり合っているし、でもどろどろとした別れもなかったし、出会ってから45年ですから。お互いに家庭を持って、家族ぐるみでお付き合いさせていただいているので。」と語り、「そんな私たちの生き様がさわやかに伝われば嬉しいなと思います。」と話した。

城は「当時の思い出が詰まったような楽曲となっていて、お互いの代表曲のフレーズも入っています。初めて歌詞を見たときは笑いましたけど、すごくさわやかな曲なので、一回聴いたら覚えてもらえるような楽曲となっています。」とコメント。レコーディングでは「無事に終わってホッとしています。10代に戻ったつもりでさわやかに歌いました。」と語っている。また「僕は還暦を迎えて、またイチからのスタートみたいになるきっかけを作ってもらったと思うし、初心に戻れる気がしています。」と気持ちを明かす。さらに「この歌を若い人たちに聴いてもらいたい。」と語り、伊藤も「一人でも多くの方に聴いてもらいたい。」と口をそろえた。

●伊藤咲子コメント
今回の企画はありそうでなかった二人での楽曲です。ステージなどで歌ったことは何度もありますが、レコーディングを二人で行ったのは初めてでした曲も二人の若かりし頃の思い出から今の私たちを描いた作品です。
来年には終わってしまう平成最後の定番デュエット曲になることを期待しています。

伊藤咲子デビュー45周年記念アルバム『恋する名曲娘』

伊藤咲子 / 恋する名曲娘
2018年4月25日発売
ボーナストラック「春風の二人 with 城みちる 」収録
※同日「春風の二人」配信スタート

伊藤咲子デビュー45周年&還暦ディナーショー

日時:4月28日(土)17:00開場 / 18:30開演
会場:ミュージックレストラン ラドンナ (東京・原宿)
ゲスト:城みちる

関連リンク

◆伊藤咲子 オフィシャルサイト