2023年10月30日
好きなアーティストの歌いたい曲が、必ずしもヒット曲だとは限りませんよね。カラオケに入っていなくて、残念な思いをした方も多いと思います。JOYSOUNDは、マニアックな曲も多く、リクエスト配信にも力を入れているから、お目当ての曲に出会いやすいようです。というわけで、JOYSOUNDだからこそ歌える、隠れた名曲の数々をご紹介!
昭和55年2月発売
歌:ヒカシュー
作詞:巻上公一
作曲:山下康
編曲:ヒカシュー
レーベル:イーストワールド/東芝EMI
ヒカシューのファーストアルバム『ヒカシュー』に収録された一曲。当時、ヒカシューは、P-MODEL、プラスチックスとともにテクノ御三家と呼ばれていた。とはいえ、ヒカシューは、その頃からジャンルでは括りにくい超越した独創性がある。「プヨプヨ」当時、ライブでは必ず演奏していた代表曲なのだが、まず歌詞が意味不明過ぎる。「♪プヨプヨとまるで病人のように立つ ほら ぼく こんなに不健康 ピョコピョコとまるで健康のように立つ ほら ぼく こんなに不感症」と「♪クヨクヨとまるで人間のように立つ ほらぼく こんなにおバカさん パオパオとまるで風船のように立つ ほら ぼく こんなに満足さ」という歌詞が2回ずつ交互に繰り返されていくのである。やばい目つきで、妖しい動きで、時々、薄笑いを浮かべながら、メインボーカルの巻上公一は歌う。彼は、本物の狂人なのか? その不気味さが、なぜか心地よくなってきたりする。そんな自分も危ないのではと思ったりもして……。ドン引きされることを喜びにして、無駄に元気よく歌おう!
解説:卯村