歌手の西城秀樹が死去、63歳

歌手の西城秀樹(本名・木本龍雄)が、2018年5月16日、急性心不全のため亡くなった。

広島県広島市出身。小学生のころよりドラムを始め、小学5年生で兄とバンドを結成。高校時代にジャズ喫茶で歌っているところをスカウトされたことがきっかけで上京。1972年に「恋する季節」でデビューする。翌1973年には「ちぎれた愛」でオリコン1位を獲得。郷ひろみ、野口五郎らとともに「新御三家」と呼ばれ、男性スター歌手の一時代を築く。79年には「YOUNG MAN」が「ザ・ベストテン」(TBS)にて番組史上最高得点の9999点を2週連続で記録。ほかにも、「情熱の嵐」(1973年)、「激しい恋」(1974年)、「傷だらけのローラ」(1974年)、「ギャランドゥ」(1983年)など、多くのヒット曲を持ち、「NHK紅白歌合戦」には18回の出場を果たす。

俳優としては、「寺内貫太郎一家」(TBS)、「愛と誠」(松竹映画)などに出演。バラエティ番組、コマーシャル出演も多く、国民的スターとして親しまれた。2003年と2011年に脳梗塞を発症。後遺症が残る中、リハビリとトレーニングを重ね、音楽活動を続けていた。2006年に86枚目のシングル『めぐり逢い』、2015年に、還暦記念アルバム『心響-KODOU』をリリース。4月にもコンサートに出演。生涯現役を貫いた。