【月刊ミュージック☆スター】唯野奈津実のカラオケ大会☆スターへの道 Vol.15

2018年5月24日歌謡情報

カラオケ評論家の唯野奈津実が毎月さまざまなカラオケ大会を取材して「カラオケ大会☆スターへの道」の極意を探るこのコーナー。今月は全国規模で展開しているフルコーラス歌唱の大会をピックアップ。ライブハウスを利用して開催される出場者と観客との距離が近い大会で、全国大会への出場権をかけた歌唱バトルの中で唯野が見出したポイントは……!?

冬のライブハウスの大会は熱気に満ちた出場者の歌唱にあふれて超満員！

フルコーラス歌唱のカラオケ大会でステージを存分に楽しむ出場者たち

ミュージック☆スターをご愛読の皆様、こんにちは。日本で唯一のカラオケ評論家の唯野奈津実です。今年はとくに寒さの厳しい冬と言われ、都心でも積雪を記録したことがニュースになりました。雪も、眺めるだけなら美しいものですけどね……。唯野は「雪」と聞くと、藤あや子さんの「雪深深」や松原健之さんの「雪」を口ずさみたくなります。雪をテーマにした演歌・歌謡曲には名曲が多いので、ぜひこの季節に想いを馳せながら歌ってみてください。

さて、今回は残雪の見られる東京・池袋で開催された「東日本カラオケバトル2018 池袋大会」の会場にうかがいました。こちらは同系統の「西日本カラオケバトル」と合わせると、北は札幌から南は福岡まで全国でほぼ毎月開催されている大規模なカラオケ大会です。大きな特徴は「ライブハウス開催」と「フルコーラス歌唱」にあります。ライブハウスと聞くと少し敷居が高く感じる読者もいるかもしれませんが、最近では若い頃にジャズに親しんだシニア世代の来店も増えているなど、音楽を楽しむ場として広く利用されています。また、カラオケ大会ではめずらしいフルコーラス歌唱の大会ということもあり、1コーラスでは物足りないカラオケファンからも根強い支持を集めています。

このカラオケ大会は年に一度、各大会の入賞者を対象とした「グランドチャンピオン大会」が開催されるため、出場権を目指して何度もチャレンジする出場者も多いそうです。そのためか、開演前や休憩時間には会場内外のあちこちで、顔見知りの出場者同士の談笑の輪が広がっていました。唯野の取材の経験から言うと、常連に愛される大会には好大会が多いものです。この東日本カラオケバトルも「バトル」と冠していながら、他の出場者のステージをしっかり観覧したりノリの良い楽曲には自然と手拍子が沸き起こったり、会場は終始温かい雰囲気に包まれていました。

「唯野奈津実のカラオケ大会☆スターへの道 Vol.15」の続きは「月刊ミュージック☆スター」本誌にてお楽しみ下さい！

唯野奈津実（ゆいのなつみ）

日本で唯一のカラオケ評論家（商標登録済み）。カラオケ業界のスポークスマンとして TBS「マツコの知らない世界」などテレビ出演多数。過去に 100 大会以上のカラオケ大会に出場し、優勝・入賞多数。近年は審査員として「東日本カラオケバトル」など多くのカラオケ大会を担当。プロデューサーとしても「東京カラオケグランプリ」など数々のカラオケ大会を企画・運営。出場者・審査員・運営者それぞれの目線から大会を語ることのできる、カラオケ大会の第一人者。得意曲は吉幾三の「と・も・子…」。
オフィシャルサイト