丘みどり、14着の衣装の早替わりで「演魅」リサイタル

丘みどり

2017年の第68回「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たし、3月7日発売の新曲「鳰の湖」がヒット中の丘みどりが4日、東京・中野区のサンプラザホールで<丘みどりリサイタル2018~演魅(えんび)~>と銘打ったリサイタルを開いた。

開演前、「今回のリサイタルのテーマが『演魅』ということで、1曲1曲すべて、その歌の主人公に成りきって歌わせていただきます。特に見どころは、ファーストコンサートでもやらせていただきましたが、『幽玄組曲』と題して、一人の女性が恋をして、その恋が破れて、その思いが情念となって、愛する人を追い求めていくというストーリーを4曲の名曲で演じながら歌うコーナーです。それに衣装のほうも見どころでして、洋服も合わせて全14着の早替わりをお見せします。舞台裏はもう戦争です。いまリハーサルが終わっただけで疲労感があり、大丈夫かなと(笑)」。

丘みどり

2017年11月4日開催のファーストコンサート(東京・よみうりホール)も大成功を収めたが、「今回のリサイタルでは、丘みどりが成長している過程を皆さんに見ていただきたいと思っています。ファーストコンサートのときは、『よかったよ』と言ってくださる方もたくさんいらっしゃいましたが、今日のリサイタルでは『去年よりもよくなったね』と言ってくださるような成長ぶりを見ていただけたらうれしいです」と大張り切り。

約2,200席の会場は、熱烈なファンで満席の中、前作シングル「佐渡の夕笛」をはじめ、キングレコード移籍第1弾「霧の川」、華やかで粋な和のエンターテイメントショーを繰り広げながら美空ひばりの「車屋さん」「リンゴ追分」、70年代のアイドルたちのヒット曲から南沙織の「17才」、石野真子の「狼なんか怖くない」、昭和の名曲から江利チエミの「酒場にて」、ちあきなおみの「紅とんぼ」、「幽玄組曲」と題した目玉コーナーでは、森進一の「それは恋」「北の蛍」、小金沢昇司の「願・一条戻り橋」、それにアンコールで、5歳のときから歌ってきた得意の民謡ナンバーから「デカンショ節」「南部俵積み唄」、ファイナルは新曲「鳰の湖」など全31曲を熱唱し、最後までバラエティーに富んだ見ごたえあるステージで客席を魅了した。

丘みどり

なお、先輩歌手・市川由紀乃と、後輩歌手・杜このみと3人で、新ユニット「雪・月・花(せつげつか)~新演歌三姉妹~」で、9月3日に東京・東京国際フォーラム ホールC、10月1日に大阪・NHK大阪ホールでコンサートを行うが、「今年後半は、前半以上にさらに全力で頑張って2度目の紅白を目指したい」と話していた。

(提供:サンニュース)

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◆丘みどり オフィシャルサイト