2023年4月5日
好きなアーティストの歌いたい曲が、必ずしもヒット曲だとは限りませんよね。カラオケに入っていなくて、残念な思いをした方も多いと思います。JOYSOUNDは、マニアックな曲も多く、リクエスト配信にも力を入れているから、お目当ての曲に出会いやすいようです。というわけで、JOYSOUNDだからこそ歌える、隠れた名曲の数々をご紹介!
昭和39年8月発売
歌:西田佐知子
作詞:水木かおる
作曲:藤原秀行
編曲:川上義彦
レーベル:ポリドールレコード
西田佐知子の54枚目のシングル曲。昭和39年10月(10日〜24日)に開催された東京オリンピックを意識して発売された曲のひとつである。この年、「東京」の名のつく楽曲やキャッチコピーなどが流行した。また、この曲から西田のシングルは、当時はまだ画期的だったステレオ盤に切り替ったという意味でも歴史的価値の高い作品である。ちなみに、昭和43年までに、ほとんどのレコード会社はモノラル盤の新譜発売をやめている。作詞の水木かおると作曲の藤原秀行は、「アカシアの雨がやむとき」(昭和37年/『第4回日本レコード大賞』特別賞)の大ヒットで西田を不動のスターダムにのし上げた名コンビ。両名とも同時期にポリドールの専属として西田が歌った多くの作品を生んだ。「♪恋をすれば 東京の空は青い 青空に 手をさしのべて 胸に抱きしめよう 金色の光 貧しいけれど こころは幸せ 太陽が 夢を育てる 東京」。曲調は、マイナーながら、希望に満ちていた日本における高度成長期を感じさせる歌である。
解説:卯村