野村未奈、故郷を歌う新曲から心機一転“野村美菜”に改名

野村未奈、故郷を歌う新曲から心機一転“野村美菜”に改名

演歌歌手の野村未奈が11月11日、江東区文化センターで開催したコンサートの中で、ニューシングル『北上川』(2017年1月11日発売)のリリースが決定し、このタイミングで芸名を“野村美菜”に改名することを発表した。

この日の空模様は生憎の雨。しかし多くの観客が開場前から会場に詰めかける光景が見られ、野村がいかにファンに愛されているか感じられる。オープニングではNHK大河ドラマ「真田丸」のおなじみのオープニングテーマに乗って、迫りから野村は見事な袴姿で登場。歌唱と共に日本舞踊を披露すると会場には歓声が沸いた。

その後、突如木遣り(きやり)を歌う男性がステージに現れ、ステージに男らしい伝統的な労働歌が響く。現代では非日常的となった歌声の中、野村はドレス姿でステージに再登場。細かい演出で観客を飽きさせないまま、野村はデビュー作「出航五分前」、ヒット作「夢のバスガール」を立て続けに歌唱。その後は数年前から始めたギターを抱え、弾き語りで「勝手にしやがれ」をカバー。

続けてヒット作を歌唱していくが、ここで野村から「発表があります!」という声が発せられると観客は期待半分、不安半分といった雰囲気で大きな声を上がり、ニューシングル『北上川』の発売決定と、この新曲の発売を以て、芸名を“野村美菜”に改名することが発表された。

新曲「北上川」の発売と、改名について野村未奈は、「『北上川』は岩手県、そして私の故郷・宮城県を流れる東北一の大河『北上川』を舞台にした楽曲です。2011年に発生した東日本大震災では、私の故郷宮城県が大きな被害を受けました。私自身、震災後より復興支援で被災地を訪れている中で、「もっと歌を通して故郷のために役に立ちたい」と強く思うようになりました。そのような中、来年1月11日リリースの『北上川』が完成しました。故郷の歌を歌うにあたり、心機一転原点にかえるという理由で改名をすることになりました。」とコメントした。

※1月11日までは従来の名、野村未奈で活動。

◆野村未奈 オフィシャルサイト