青木美保がデビュー35周年記念コンサート、35曲メドレーなど全27曲熱唱

青木美保

五木ひろしにスカウトされたのをきっかけに1984年3月21日、「人生三昧」でキングレコードからデビューして2018年で35年目を迎えた青木美保が4日、東京・渋谷区文化総合センター大和田・さくらホールで35周年記念コンサートを開いた。

35周年を迎えて、「(突発性痙攣性発声障害という病気で)声をうまく出すことができなくてお休みしていた10年があったので、それを含めての35年になりますが、そこを抜いてしまうと私の歴史ではなくなってしまうので、その10年を含めて今年がデビュー35周年になります。お休みしたから余計そう思うのかもしれませんが、何年目とか、何周年だというのはあまりこだわっていなくて、一日一日、いま自分ができることを一生懸命やることを積み重ねて今日まで来たかなと思います。今日は、このステージに立って皆さんの前で歌わせていただける喜びでいっぱいで、リハーサル中から目がウルウルしていますが、それはうれし涙です」と感慨もひとしお。

青木美保

約700人のファンで満席の中、前半は、前作シングル「花海棠」をはじめ、「秋燕」「舟宿にて…」「夢一輪」「哀愁海峡」、ゲストのジャズ・ヴァイオリニスト、寺井尚子を迎えて、彼女の演奏をバックに「風花しぐれ」「恋におちて~Fall in lovw~」、今回の公演の目玉でもある「35曲メドレー」(1年1曲のヒット曲から全35曲を選曲)と題して、「夢追い酒」から「レット・イット・ゴー」(映画「アナと雪の女王」より)まで約18分半にわたる35曲メドレーなどを披露。

後半は、もう一人のゲスト演歌歌手・北川大介が歌でステージに花を添えた後、昭和の名曲カバーから「東京ドドンパ娘」「東京ララバイ」、オリジナル曲から「海鳥よ」「流氷挽歌」、翌5日発売の新曲「乙姫川」など、ゲストの演奏&歌、メドレーを含めて全27曲を熱唱した。

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今度のニューシングル、35周年記念曲「乙姫川」は、青木の故郷・熊本県を流れる同名の川をモチーフにした悲恋歌で、「この新曲が決まったとき、母と二人でその川を探しに行きました。小さな川でしたが、可愛らしく寂しげに流れている歌にぴったりな川でした。1番の歌詞の中に『涙で送った お假屋橋(かりやばし)よ』という愛しい人を乙姫川にかかるそのお假屋橋で見送るシーンがあるんですが、母と二人で探しながらたどり着いたのが偶然にもそのお假屋橋だったので、これは何かいい縁があるのかなと感じています」と話していた。

(提供:サンニュース)

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◆青木美保 オフィシャルサイト