【インタビュー】竹島 宏(前編)17年目に迎えた新境地と確信「今までと違うことが起きる」

【インタビュー】竹島 宏(前編)17年目に迎えた新境地と確信「今までと違うことが起きる」

歌以外のことにも取組みつつ「声が充実してくる40代の作品を録音しておきたい」

ーー他の曲でも振り付けを取り入れられるようになったということですが。

例えば、先日、NHKの番組で少年隊さんの「仮面舞踏会」を歌わせていただいたときに、スタッフの方に「ここは動きでお願いします」とお願いされました。「僕できるかな?」という話をしていたら、「え? 竹島さん、踊れますよね。『恋町カウンター』踊っているじゃないですか」とさらっと言われまして、できないなりにやってみました。歌だけを追求していくというのも大切だとは思うんですけど、歌以外のこともチャンスが回ってきた時は積極的にやったほうが楽しいということを感じるようになりました。ちょっと前まであんなに動けなかったのに……。ふつうにステップを踏んで歌っていた時よりもリズムの取り方も変わってきています。結果的に、歌のためにもすごくよかったんだろうなと思います。

ーーレコーディングの際、作詞の松井五郎さんや作曲の都志見隆さんからはアドバイス的なお話はありましたか?

都志見先生は、全く何も言わないんですよ。ただ、「恋町カウンター」の一番最後の「カウンター」の「カ」だけを「カッコよく決めてくれ」という感じでした。松井先生は、どの曲に対してもリクエストが多いです。「恋町カウンター」については、もうちょっと悪っぽい竹島 宏を出してほしいということでした。それで歌い直したのが、今のCDになっているバージョンです。僕の中では「悪っぽさ」というのがよくわからなかったんですが、歌のフィーリングとしてちょっと変化させるということで落ち着きました。

【インタビュー】竹島 宏(前編)17年目に迎えた新境地と確信「今までと違うことが起きる」

ーーカップリング曲「スキャンダル」のレコーディングはいかがでしたか?

最初は全然違うタイトルで、タイトルを聞いたときにピンときてなかったんです。このタイトルだとたぶんA面にはならないだろうなって思っていました。でも、面白い歌なので、成り切って歌っていたんですよ。そしたらすぐ「いいね」ってことになったんですが、レコーディングのブースの向こうでなんかざわざわしていて……。タイトルを変えるって話になったんです。ディレクターが、「竹島君の歌を聴いていたら『スキャンダル』って言葉が出てきた」ということで……。僕はその言葉にドキッとしたんですけど。何で、僕の歌を聞いてスキャンダルという言葉が出てくるのかっていう(笑)。たぶん、僕は粘っこく歌っていたので、そういうイメージになったんでしょうかね。

ーー今回、A面の候補曲は、4曲あったということですが?

「恋町カウンター」と「スキャンダル」、そして、「ほっといて」と「嘘つきなネコ」もA面候補として先生方が作ってくださっていた曲なんです。他にも良い曲がいっぱいあって、それをいつ発売するのか、僕も楽しみなんですけど。「恋町カウンター」の売れ行き次第で(笑)。

ーーそれは楽しみです! 年内もコンサートが予定されていますが、コンサートの選曲はどのように決められるんですか? 昭和歌謡も多く歌われていますが、もともとお好きだったんでしょうか?

僕の場合、毎回内容が違うライブが多いんです。その時のコンセプトに合わせて、カバーとオリジナルを混ぜてやる感じになります。昭和歌謡に関しては、やってから気づいたんですけど、昭和歌謡ってあまりにもざっくりしすぎていて、すごい選曲が大変だなって(笑)。「昭和の時代にヒット曲が多かったんだな」ということを勉強させてもらっています。皆様が知っているような曲を歌うので、僕のことを知らなくても、無理矢理連れて来られたようなお客様でも楽しんでいただけるようなライブだと思います。

【インタビュー】竹島 宏(前編)17年目に迎えた新境地と確信「今までと違うことが起きる」

ーー本当に様々なジャンルの歌をご自身のものにされて歌われていると思います。

ありがとうございます。昭和歌謡は聴きごたえのある歌が多いですよね。

ーー私は、竹島さんをスカウトされた、作詞家の久仁京介さんが書かれた「東京ロマン」(歌:黒沢明とロス・プリモス)が大好きでして。

久仁先生のデビュー作だと思います。作曲家の中川博之先生と作った曲ですね。

ーーいつか竹島さんに歌っていただきたいです。竹島さんがカバーされた、「星降る街角」(歌:敏いとうとハッピー&ブルー)、「メモリーグラス」(歌:堀江淳)、「別れのサンバ」(歌:長谷川きよし)などもとても素敵でした。

ありがとうございます。「別れのサンバ」は難しい歌ですね。毎回、いろんなミュージシャンの方とコラボさせてもらうんですけど、ギタリストが変わるとノリが全然違ってくるんです。そこを僕がどうとらえていけるかが勝負です。難しいこともありますし、「今日はよかった!」っていうこともあります。「リズム感の勉強になる歌だな」と思いながらいつも歌わせてもらっています。学生の頃、江古田の『マーキー』というライブハウスに、長谷川きよしさんのソロライブを観に行ったことがあるんですよ。ギターだけで全部やられているのに、まるでオーケストラがいるかのようで、すごく衝撃を受けました。

ーーこれから挑戦したいことは何でしょうか?

腰を据えてアルバムを1枚作れたらなと思っています。それがオリジナルなのか、カバーなのかはわからないですけど……。テイチクに移籍してからまだ作っていませんので。これから40代に入って、歌手として声が充実してくる時だと思うので、今の声で作品を録音しておきたいと思っています。

【インタビュー】竹島 宏(前編)17年目に迎えた新境地と確信「今までと違うことが起きる」

後編に続く

ニューシングル『恋町カウンター(Cタイプ)』

竹島 宏 / 恋町カウンター(Cタイプ)
2018年8月15日(水)発売
TECA-13874 / 1,204円+税
[ 収録楽曲 ]
1. 恋町カウンター
2. スキャンダル
3. 恋町カウンター(オリジナル・カラオケ)
4. 恋町カウンター(メロ入りカラオケ)
5. スキャンダル(オリジナル・カラオケ)

<新曲『恋町カウンター』Cタイプ発売記念キャンペーン>

9月7日(金) 熊本・宇土シティモール 1F センターコート
9月8日(土) 佐賀・フレスポ鳥栖 1F ウェルカムコート
9月16日(日) 愛知・犬山キャスタ
9月16日(日) 愛知・サニーレコード共和本店
9月17日(月・祝) 大阪・箕面温泉スパーガーデン 箕面劇場
9月29日(土) 北海道・音楽処
9月29日(土) 北海道・ススキノフィラ 7階 特設会場

<竹島宏 アンプラグドLIVE>

日程:9月9日(日)
時間:(1)開場13:00 / 開演13:30 (2)開場16:30 / 開演17:00
会場:静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA
料金:全席指定 5,500円(税込)+1ドリンク(600円)

<竹島宏ライブ~フォークソング~>

日程:9月15日(土)
時間:(1)開場13:00 / 開演13:30 (2)開場16:30 / 開演17:00
会場:愛知・ウインクあいち
料金:全席指定 6,000円(税込)

<竹島宏ライブ ~ムード歌謡の世界へ~>

日程:9月22日(土)
時間:(1)開場13:00 / 開演13:30 (2)開場16:00 / 開演16:30
会場:大阪・大丸心斎橋劇場
料金:全席指定 6,000円(税込)

<竹島宏~昭和歌謡特集~>

日時:9月28日(金)
時間:(1)開場14:00 / 開演14:30 (2)開場18:00 / 開演18:30
会場:北海道・道新ホール
料金:全席指定 5,000円(税込)

<竹島宏コンサート Friday night Special>

日程:10月5日(金)
時間:(1)開場13:30 / 開演14:00 (2)開場17:00 / 開演17:30
会場:東京・スクエア荏原 ひらつかホール

<竹島宏 アンプラグドLIVE>

日程:10月12日(金)
時間:(1)開場14:00 / 開演15:00 (2)開場17:30 / 開演18:30
会場:熊本・CIBキーブ
料金:5,500円(ミュージックチャージ・税込)

<竹島宏~昭和歌謡特集~>

日程:10月14日(日)
時間:(1)開場13:00 / 開演13:30 (2)開場16:00 / 開演16:30
会場:岡山・おかやま未来ホール
料金:全席指定 5,000円(税込)

<竹島宏コンサート ~ムード歌謡の世界へVol.2~>

日程:11月9日(金)
時間:(1)開場13:30 / 開演14:00 (2)開場16:30 / 開演17:00
会場:愛知・今池ガスホール
料金:全席指定 6,000円(税込)

<竹島宏 Lunch&Show ランチ&ショー>

日程:11月17日(土)
時間:11:30受付 / 12:00お食事 / 13:00ショー開始
会場:宮城・江陽グランドホテル
料金:16,000円(お食事、お飲み物、税込)

日程:12月1日(土)
時間:12:00受付 / 12:30お食事 / 13:30ショー開始
会場:福井・ザ・グランユアーズ フクイ
料金:A席 18,000円(コース料理・フリーソフトドリンク・ショー・税込)

<竹島宏~昭和歌謡特集~>

日程:12月2日(日)
時間:(1)開場11:30 / 開演12:00 (2)開場15:00 / 開演15:30
会場:石川・北國新聞 赤羽ホール
料金:全席指定 5,000円(税込)

関連リンク

◆竹島 宏 オフィシャルサイト

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