矢野顕子、’92年ドキュメンタリー・フィルムのリマスタリング予告公開

矢野顕子

今年、ソロデビュー40周年のアニバーサリー・イヤーを迎えた矢野顕子。それを記念して‘92年に公開されたドキュメンタリー・フィルム『SUPER FOLK SONG ~ピアノが愛した女。~』をデジタル・リマスタリングし、来年新春1月6日(金)より15日間限定で全国劇場にて公開する。本作は‘92年の公開当時、2万人を動員し、それまでのレイトショー記録を塗り替えて大ヒットしたが約四半世紀の時を経て、待望の復活上映となる。

その話題の映画予告映像がGYAO!にて3日間限定で先行公開された。故・坂西伊作監督の意向を尊重し、’92年に発表された当時の予告編を最新技術でレストア(修復処理)して復刻。【2017年デジタル・リマスター予告ver.】は、本日よりGYAO!にて3日間限定先行公開(11/17(木)23時59分まで)されることとなった。また、GYAO!限定で【2017年デジタル・リマスター予告ver.】と【1992年に公開された予告のオリジナルver.】のレストア前/後を見比べることができる。

矢野顕子、'92年ドキュメンタリーリマスタリング上映の予告公開

映画のタイトルにもなっている‘92年に発売されたアルバム『SUPER FOLK SONG』は、ピアノ弾き語りシリーズの第一弾として編集なしの「一発録」でレコーディングされた矢野顕子の名カバー・アルバムのひとつ。本作は、その模様を完全密着で記録したドキュメンタリー・フィルム。緊迫した空気の中、何度も失敗しては弾き直す極限状態でのレコーディングにカメラが入り、自分に厳しく挑む矢野顕子の姿や、納得したテイクを録り終えての安堵する姿、達成感からくる満身の笑みなど、一心不乱にレコーディングに没頭する、彼女の一挙手一投足を捉えている伝説的な作品であり、また、観客はまるで矢野顕子と共にレコーディングをしているかのような、感覚を味わえる一作。現代のレコーディングより、ひと手間もふた手間もかかった時代において緊張感で張りつめたその瞬間の一部を、矢野顕子の鬼気迫るレコーディングの状況から垣間見ることができる貴重な予告映像。’92年の劇場上映から約四半世紀、技術の粋を集めたレストア(修復処理)で新たに生まれ変わった“デジタル・リマスター版”と“25年前の予告”のbefore/afterを是非GYAO!で確かめていただきたい。

【矢野顕子 コメント】
当時の事を思い出すと、少々照れくさい気持ちになりますが、改めて作品を観ますと40年の活動の中でこの作品は、いまの自分造りの大きなターニングポイントになっていたのだなと感じる映画でした。レコーディングの中で失敗したり、成功したりする私を観て、ぜひ観客の皆様も、一緒に曲を作っているかのようにお楽しみ頂けると嬉しいです。

◆矢野顕子 スペシャル|GYAO!