内モンゴルの歌姫オルリコが初のホールコンサートを開催

オルリコ

1月30日 東京・よみうりホールにおいて内モンゴル出身の歌姫・オルリコが自身初となるホールコンサートを開催した。

モンゴルの大草原で暮らしていた幼少期、日本に住む母親から送られてくる日本の童謡やテレサ・テンのCDを聴いて遠い日本に想いを馳せた。大好きな日本の歌手になる夢を追いかけ2003年に来日。歌一筋に歩んできた少女が16年の歳月をかけて実現させた念願のステージだ。

モスグリーンのロングドレスに身を包んだオルリコが登場すると会場に詰めかけた約1,000人のファンからは大きな拍手。オープニングではモンゴル民謡「天上の風」に続き2018年11月7日に発売した阿木燿子・宇崎竜童のゴールデンコンビによるロングセラー曲「砂の女」を早速披露し大きな歓声に包まれる中、「みなさんこんにちは。オルリコです。今日はこのステージに立てることを本当に嬉しく思います。最後まで楽しんで行って下さい」と挨拶。

オルリコ

その後、オリジナル曲に加え、「幼い頃から日本の歌謡曲や童謡に触れ、日本は素敵なところなのだろうと考えていた。今日はそんな想い出の詰まった曲と、以前から大ファンで念願かなって新曲「砂の女」を手掛けて頂いた宇崎竜童さん阿木燿子さんのコンビによる名曲をカバーします」と話し、「イミテーションゴールド~プレイバック パート2」「見上げてごらん夜の星を」「唱歌~浜辺の歌~ふるさと」を披露。途中衣装の早替えにもチャレンジし、鮮やかなブルーのモンゴル伝統衣装で再登場すると会場からは大きな歓声が上がった。

また、見所の一つとなったテレサ・テンコーナーでは、「やはりテレサ・テンさんには大きな影響を受けています。テレサ・テンさんの歌に出会っていなければ今の私は無いと思います。そんな大好きなテレサ・テンさんの歌を。」と話し「別れの予感~愛人~何日君再来~夜来香」をメドレーで歌唱。またこの日はモンゴル伝統民謡の「オルティンド」も披露。ダイナミックな発声を披露すると一段と大きな拍手が会場を包み、念願だったステージはいよいよクライマックスに。世界的にも有名な曲「青蔵高原」を伸びやかな高音で歌い上げ、最後には新曲「砂の女」を再度歌唱し大盛況のステージに幕を下ろした。

途中のMCではモンゴル出身力士の玉鷲関の初優勝に沸いた大相撲初場所の話題にも触れ、「同じモンゴル人として嬉しい。私も歌謡界に輝く金星を獲得できるように精進していきたい。玉鷲関と私は年齢や日本に来た時期も近くて勝手に親近感を感じている。これからも応援したい」と決意を語ると共に初優勝を飾った玉鷲関の更なる活躍にエールを送った。

(提供:サンニュース)

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◆オルリコ オフィシャルサイト

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