【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#91 プロデューサー・滝沢秀明の言葉

仲村瞳の歌謡界偉人名言集

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

タレントはみな、人生を削り、ギリギリのところで生きている

『デイリー新潮』(滝沢秀明インタビュー「ジャニーさん」と激論6時間!僕が「二刀流」を拒絶した理由/『週刊新潮』 2018.10.4)より

2019年1月1日の<ジャニーズカウントダウン 2018-2019>にタッキー&翼として出演したのを最後に、滝沢秀明は、23年間のタレント活動を終えてジャニーズアイランドの社長に就任した。ジャニー喜多川や多くのファンから、タレントとプロデューサーを両立するプレイングマネージャーの道を熱望されても、滝沢の決意は揺らがなかった。その理由として明かしたのが今回の名言である。続けて、「それを二つ一緒にやるなんて簡単にはいかないはず」と語る言葉にも、タレントという仕事に対する強い誇りを感じる。特に、その世界に憧れを抱く者達へ伝えたい。

滝沢秀明(たきざわひであき)
1982年3月29日生まれ、東京都八王子市出身。ジャニーズアイランド社長。1995年、ジャニーズ事務所に入所。フジテレビ系ドラマ『木曜の怪談』(1995年~1997年)で初主演デビュー。1998年、フジテレビのドラマ『ニュースの女』で鈴木保奈美と共演し人気を博す。1999年、TBS系ドラマ『魔女の条件』で、女教師と禁断の恋に落ちる高校生役を演じて話題となる。2002年、今井翼とのデュオで、タッキー&翼として歌手デビュー。2005年、NHKの大河ドラマ『義経』の源義経役で、主役(当時最年少)で抜擢される。2006年、『滝沢演舞城』がスタート。2009年、シングル「愛・革命」でソロデビュー。初登場でオリコンウィークリーランキング1位を獲得。2010年4月に行われた『滝沢歌舞伎』にて舞台演出家としてもデビューを果たす。2018年9月10日に、タッキー&翼としての活動を終了。2019年1月1日、タレントを引退し、ジャニーズアイランド社長に就任。現在は、ジャニーズJr.のプロデュースや新人の発掘に取り組んでいる。