【レポート】山内惠介、47都道府県ツアー中盤・満員の東京公演「直接お礼を言いたい」

山内惠介

山内惠介の念願でもあった、47都道府県を巡る全国ツアー<山内惠介 全国縦断コンサートツアー2019>が、4月11日の東京・中野サンプラザからスタートした。ツアーは年内かけて、全67会場で75公演を開き、総集客数は約13万人が見込まれている。

◆山内惠介 写真(20枚)

ツアーは2部構成で、見どころは、最新曲「唇スカーレット」をはじめ、5月29日に発売されたニューアルバム『Japan』の収録曲やオリジナル曲の歌唱、「昭和名曲列伝」と題した昭和の名曲のカバーコーナー。「和の世界」をテーマにしたコーナーで、オリジナル曲を着流しで披露。着流しでは、座長公演や大都市でのツアーでは歌っているが、全国各地でのコンサートでは初の試みである。

山内惠介

ツアー中盤なので詳細なセットリストの記載は伏せるが、ここでは6月25日に開催された東京・蒲田の大田区民ホール・アプリコ大ホールでの公演の一部をレポートする。約1500席で満員となった会場では、幕が上がる前から、開演を待ちわびるファンが拍手を続け、“惠ちゃーん”という声が方々から上がっていた。照明が落ちると、山内の声で「山内惠介です。おかげ様で、去年も4年連続で紅白歌合戦に出場させていただき、今年、デビュー19年目を迎えることができました。皆様に直接お礼を言いたい。そんな思いを込めまして、今回のコンサートツアーは全国津々浦々、47都道府県をすべて回ります。福岡から上京してきた時の志を忘れないよう、今日は、高校三年生の時に歌った、この歌から始めたいと思います」と挨拶が終えると共に幕が上がり、デビュー曲「霧情」からスタート。山内のアカペラによるサビから始まり、圧倒的な声の力で一気に歌の世界へと引き込んだ。

「どうも、皆様、こんにちは! お元気ですかー!? ただいまー!」と歌い終えた山内が呼び掛けると、「お帰りー!!」とたくさんの声が上がった。山内は前年4月にも、この会場でコンサートを開催している。会場が満員になったことに触れると、万歳三唱が起こるなど、客席は温かいムード。山内が「僕が、“ホッホー”と言ったら、“惠ちゃん”とお願いしますよ」と、指導するコール練習タイムでは、女性ファンのみならず、男性ファンからも大きな“惠ちゃん”コールが起こった。その後の「恋する街角」ではコールもぴったり合って一体感抜群。「愛が信じられないなら」も“惠ちゃんコール”が合う名曲で、会場は熱さを増した。凄腕ミュージシャン達による、惠介バンドの演奏も素晴らしく、ミュージシャン達が気持ち良さそうにノッて演奏している様子も良い。

山内惠介

蒲田は、山内にとって思い出の地でもある。デビューしたばかりの頃、蒲田にある有線の放送所に、当時のマネージャーと一緒に電車に乗って、「デビュー曲をかけてください」とお願いに行っていた、と振り返った。デビューの年、山内は有線大賞新人賞を受賞していることを思うと感慨深い。「新しい時代になって、2カ月が経とうとしています。ここからは昭和を歌う、ということで“昭和名曲列伝”と名付けました」。山内は5歳の頃、母の影響で美空ひばりの歌を子守歌のように聴いて育ち、初めて覚えた「みだれ髪」を親戚の前で歌い喜ばれたという。「あれから30年!(笑)経って今、みなさんに聴いていただきたいです」というトークから「みだれ髪」、続けて、「よこはまたそがれ」「与作」「人生いろいろ」を披露。まるで元々山内の歌だったかのような圧巻の仕上がりに、客席からは大喝采とともに「最高―!!」と声が上がっていた。

山内惠介

第1部後半は、肩に唇マークのついた黒いスーツで「唇スカーレット」、「唇スカーレット」のカップリング曲の「まんさくの花」に「どうすればいい」と、オリジナル曲を披露。「さらせ冬の嵐」は紅白歌合戦出場時の衣装で魅了した。第2部は、着流し姿での和の世界、アルバム『Japan』収録曲、ご当地ソングコーナーなど山内の色々な魅力を堪能できる構成。山内が幸せそうに歌う姿や、活動を続けてこられた感謝を述べた時に浮かべた涙も印象的だった。ファン思いなことでも知られる山内。このコンサートでは、歌以外にも、表情や振り付け、衣装、トークなどからも山内の強い思いが感じられた。ユーモラスで温かい会場との掛け合い、開催地にまつわる思い出や歌、「ここだけの話ですよ(笑)」と言って話す最近の収録裏話、「唇スカーレット」の歌い方のポイント紹介、お客様からのリクエストに答えるサプライズなど、ファンには嬉しい演出が盛りだくさんである。ただ今、真っただ中のこのツアー。11月の最終日までに多くの感動が生まれることだろう。

取材・文◎仲村 瞳

<山内惠介 全国縦断コンサートツアー 2019 ~Japan 季節に抱かれて 歌めぐり~>

※終了分は割愛
6月28日 (金) 岩手・盛岡市民文化ホール
6月29日(土) 宮城・東京エレクトロンホール宮城
6月30日(日) 青森・六ヶ所村文化交流プラザ・スワニー 大ホール
7月2日(火) 三重・三重県文化会館
7月3日(水) 奈良・DMG MORIやまと郡山城ホール
7月4日(木) 京都・ロームシアター京都
7月6日(土) 大阪・河内長野市立文化会館ラブリーホール
7月7日(日) 岐阜・不二羽島文化センター
7月10日(水) 山形・やまぎんホール
7月11日 (木) 福島・けんしん郡山文化センター
7月12日(金) 栃木・那須野が原ハーモニーホール
7月15日(月・祝) 兵庫・神戸文化ホール
7月17日 (水) 愛媛・松山市民会館
7月18日 (木) 広島・広島文化学園HBGホール
7月19日(金) 島根・島根県民会館
7月23日(火) 神奈川・神奈川県民ホール
8月8日(木) 東京・オリンパスホール八王子

<~山内惠介 全国縦断コンサートツアー スペシャル2019~(五大都市スペシャル)>

9月26日(木) 大阪・フェスティバルホール
9月27日(金) 愛知・刈谷市総合文化センター アイリス大ホール 
10月7日(月) 北海道・札幌文化芸術劇場(hitaru)
10月8日(火) 北海道・札幌文化芸術劇場(hitaru)
10月15日(火) 福岡・福岡サンパレス
10月23日(水) 東京:東京国際フォーラム ホールA

※10月下旬から北陸・四国など47都道府県ツアー再開

ニューアルバム『Japan』

山内惠介 / Japan
2019年5月29日発売
VICL-65193 / 3,000円+税
[ 収録楽曲 ]
1. 男って奴は ※新曲
2. 望郷子連れ鴉(がらす) ※新曲
3. 恋の手本
4. 大利根なみだ酒
5. あたりきしゃりき
6. おきぬ
7. 風ぐるま
8. 夢芝居
9. 勘太郎月夜唄
10. お島千太郎
11. 殺陣師(たてし)一代
12. 沓掛時次郎
13. つばめ返し
14. 黒いダイヤ
15. 上州やぶれ笠
16. 演歌道中 旅がらす

関連リンク

◆山内惠介 オフィシャルサイト