2020年11月20日
2019年2月「日本クラウンヒット賞贈呈式」東京・霞山会館
山川豊「函館本線」、伍代夏子「忍ぶ雨」、藤あや子「こころ酒」、川中美幸「二輪車」などの、特に演歌の編曲で知られる前田俊明が、2020年4月17日に死去した。
2019年11月、脳に腫瘍が見つかり、入院して手術を受けていた。その後、家族の看護を受けつつ懸命な闘病が続いていたという。
1949年10月16日生まれ、東京都台東区出身。自宅の3軒隣が教会で、讃美歌を聴いて育つ。明治大学在学中、明治大学マンドリン倶楽部に所属し、古賀政男、舩木謙一、猪俣公章に師事。1972年、作曲・編曲家としてデビューする。
1992年、藤あや子「こころ酒」で『第34回日本レコード大賞』歌謡曲演歌部門・編曲賞を受賞。1998年、川中美幸「二輪草」で『第40回日本レコード大賞』編曲賞を受賞。100万枚のセールスを達成している。2000年代も活動を続け、山内惠介の「風蓮湖」(2009年)、五木ひろしの「わすれ宿」(2017年)、伍代夏子の「宵待ち灯り」(2018年)、森進一の「北港」(2018年)など多くの編曲を手がけた。
作曲家としては、五月みどり「女の蛍」(1990年)、新川二郎「オホーツク岬」(2011年)などの作品がある。
2018年2月「船村徹 一周忌法要」帝国ホテル東京