坂本冬美、30周年リサイタルDVD映像を発売日まで毎日公開

2016年、デビュー30周年となる坂本冬美が、その記念作の最終章として12月14日にHIS名義のアルバム『日本の人』を、そして12月21日には、DVD『30周年リサイタル ～今日から明日へ～』を発売する。

DVD『30周年リサイタル ～今日から明日へ～』は、2016年9月15日にNHKホールで開催されたリサイタルを収録。こちらはデビュー曲の「あばれ太鼓」から「祝い酒」「能登はいらんかいね」といった代表曲を網羅しつつ、二葉百合子が坂本に歌い継ぐことを託した大作「岸壁の母 ～歌謡節「母の叫び」～」や中島みゆきの感動的なバラード「誕生」のカバーも収録し、まさに30年間の集大成となる全20曲となっている。なお、12月14日から12月21日まで毎日正午に1曲ずつ本作のライブ映像がYouTubeにて公開される。

また、HISは、細野晴臣、忌野清志郎、そして坂本冬美によるユニットで、当時ロックと演歌が融合したユニットとして話題を呼び、『日本の人』はオリコン週間チャート9位、累計10万枚を超えるヒット作となった。今回の高音質SHM-CDの復刻では、2005年にNHKラジオ放送80周年を記念して、忌野清志郎が作詞、細野晴臣が作曲、そして坂本冬美名義で歌った「Oh,My Love ～ラジオから愛のうた～」「幸せハッピー」の2曲もボーナス･トラックで収録（CDのみ）、さらに発売25周年として初めてアナログ盤として復刻される。坂本冬美にとって本作は、後の「夜桜お七」「また君に恋してる」などジャンルを超えた楽曲を歌う原点になっている。

2016年の坂本冬美は例年以上によりポジティブな活動を続けてきた。1月に2枚組ベスト『「道」 ～坂本冬美30周年記念オールタイムベスト～』、3月にデビュー30周年記念シングルでロングヒットとなった『北の海峡』、5月に北島三郎 芸道55周年記念デュエット企画シングル『父と娘」』、8月にTBS系金曜ドラマ「神の舌を持つ男」主題歌となるシングル『女は抱かれて鮎になる』、そして10月にカバーアルバム『ENKA～情歌～』と、怒涛の勢いで話題作を発表。また通常のコンサートに加え9月15日には今回DVD化される30周年記念リサイタルを実施、続く10月には明治座での約1か月にわたる座長公演を開催と、ライブ活動にもより精力的に取り組んだ1年間だった。

年末には、「第58回日本レコード大賞」にて優秀作品賞の『女は抱かれて鮎になる』を歌唱し、また大晦日の「第67回NHK紅白歌合戦」にも通算28回目の出場となる。2017年は50歳を迎え、今後も演歌を軸足に置きつつ、音楽界全体に大きな刺激を与えることだろう。

HIS アルバム『日本の人』

2016年12月14日発売
25周年記念スペシャルCD（高音質SHM-CD）：UPCY-7197 ￥2,500（税込）　
25周年記念アナログ盤：UPJY-9064 ￥4,320（税込）
※オリジナル発売日：1991年7月19日
＜収録曲＞
1. HISのテーマ
2. パープル・ヘイズ音頭
3. 夜空の誓い
4. 逢いたくて 逢いたくて
5. 渡り鳥
6. 500マイル
7. 恋人はいない
8. おやすみ もうすぐ逢える
9. スキー・スキー(スキーなの)
10. 恋のチュンガ
11. ヤングBee
12. セラピー
13. アンド・アイ・ラヴ・ハー
14. 日本の人
※CDのみ
15. Oh, My Love～ラジオから愛のうた～
16. 幸せハッピー

坂本冬美『30周年リサイタル　～今日から明日へ～』

2016年12月21日発売
DVD：POBD-25071 ￥5,000（税込）
＜収録曲＞
あばれ太鼓～無法一代入り～
能登はいらんかいね
北の海峡
螢の提灯
乱～らん～
風うた
祝い酒
岸壁の母～歌謡節「母の叫び」～
また君に恋してる
L-O-V-E
愛はかげろうのように
誕生
愛の詩
片想いでいい
アジアの海賊
羅生門
女は抱かれて鮎になる
火の国の女
-Encore-
夜桜お七
風に立つ

坂本冬美オフィシャルサイト