エンターテイナーを夢見るしがない50代のマンモス☆南が、レコード、カセットテープ、CD、MD、ネット配信と、音楽メディアは時代と共に変われど、歌が人の心を動かすことに変わりはない、という想いについて語ります。
「人は勝手ね 淋しいからよ」
1983年、高校1年生だった頃、原田知世のファンだった兄が、「時をかける少女」のレコードをよく聴いていて、そのB面が「ずっとそばに」という曲だった。
「時をかける少女」は、同名の映画(もちろん原田知世主演)の主題歌で、ユーミンこと松任谷由実の書き下ろし。一方の「ずっとそばに」は、同年にリリースされたユーミンのアルバム曲からカバーしたもの。(「時をかけて行くわ」という歌詞があったのでフィーチャーされたとか?)
ともあれ、私は原田知世バージョンでこの曲を何度も聴いていたのだが、とてもやわらかいメロディラインが心地よいと思っていた。
後に、ユーミンのオリジナルバージョンを聴いたときに、ユーミンならではの個性的な声と共に印象に残ったのが、冒頭に記載した、2コーラス目の頭の歌詞。
うっかりするとスルーしてしまいそうなこの一行に何も言い返せないような、黙って頷かざるを得ないような、圧倒的で刺激的な教訓を頂いた気分になった。
生きてきた中で、人は勝手だなぁと思ったことは幾度となくある。
その理由が全て淋しさかどうかはわからない。
ただ、淋しいと、人は勝手になるのかもしれない。
後年、ユーミンバージョンはアニメーション映画「Coo 遠い海から来たクー」の主題歌に起用された。
この歌の歌詞を読んでみると、恋愛とも青春とも、若いとも大人とも限定しない、その分、聴き手の想像力やイメージを広げてくれる気がする。まさに海のように雄大なものの中に包まれているような。
だから、淋しいなんて思わなくていいんだと思う。
好きなミュージシャンは、小田和正、Mr.Children、大瀧詠一、杉真理、織田哲郎など。
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天野麻菜(あまのまな)
1991年10月14日生。大阪府出身。女優、モデル、タレント、ボクシングのラウンドガールなど様々なジャンルで活躍中。ビールが大好き過ぎて、毎日ビールを飲む動画「ビール女子。」をインスタグラムで2,500日以上継続中です。人懐っこい笑顔と元気なトーク、そしてスタイル抜群でフォトジェニックな姿が魅力です。