畑中葉子、33年ぶりのメジャー作品発売記念トーク&妖艶ミニライブ開催

畑中葉子

80年代にセクシー歌謡の女王として活躍し、昨今注目を集める畑中葉子が、キング・オブ・ノイズこと、非常階段とのコラボレーションアルバム『畑中階段』を12月14日にリリース。メジャー作品としては実に33年ぶり。その発売記念イベントがタワーレコード渋谷店4Fにて開催され、アルバム制作秘話についてのトークとセクシーなライブパフォーマンスで来場者を魅了した。

畑中葉子

まず前半はディレクターとのトークパート。今回のアルバムをリリースするにあたり、もともと非常階段のJOJO広重が畑中のファンでTwitterを通じて繋がり、ライブで共演をしたことがきっかけでアルバムを作る事になったという。その構想から完成まで約1年かかったが、カヴァー選曲については畑中自身のリクエストの中からセレクトされた。中でも「Cherry Bomb」(オリジナル:THE RUNAWAYS)は、自身が学生時代、バンドを組んで演ってみたかった曲で、当時それが叶わなかったので今回選曲された。ロックのカヴァーは初めてで、英語詞もかなり練習した模様。

この非常階段とのコラボシリーズは今作で12作目となるそうだがJOJO広重からも「歌ものコラボとしては最高の出来です。」とコメント。また、ジャケットデザインのレイアウト、写真も全面的に本人が制作に参加したそうだ。

畑中葉子

そして後半はアルバムから2曲を披露、まずは「非情のライセンス」 (オリジナル:野際陽子)」歌唱。歌い切ると、「あー緊張しました、皆さんにもその緊張が伝染しちゃいましたよね」の問にファンもうなずいた。そして2曲目は自身のヒット曲のひとつである「もっと動いて」を歌唱した。数ある代表曲の中でもなにかと「後ろから前から」の方が注目される事が多く、ファンからも「もっと動いて」のリメイク版を聴きたいという要望が多く、今作に収録された。ヘッドセットマイクで振付を入れてのパフォーマンスは初公開という事で、そのちょっと”淫靡”な動きに来場者も魅了された。

畑中葉子

終演後の取材で、「私なりの、この歳だから表現できる自然なセクシーさを出していきたいです」とPR。また、非常階段とのコラボ公演として東京と大阪で<畑中階段ノイズ新年会>と銘打ったライブが予定されている。

非常階段×畑中葉子コラボレーションアルバム『畑中階段』

非常階段×畑中葉子『畑中階段』ジャケット

2016年12月14日(水)発売
TECH-26495 ¥2,407+税
<収録曲>
01.畑中階段のテーマ/非常階段×畑中葉子
Music by 非常階段
02.非情のライセンス/非常階段×畑中葉子(オリジナル:野際陽子)
Words by 佐藤純弥/Music by 菊地俊輔
03.Noise Daddy/非常階段(JOJO広重、T.美川)
Music by非常階段(JOJO広重、T.美川)
04.花がたみ/非常階段×畑中葉子(オリジナル:藤真利子)
Words by寺山修司/Music by 鈴木慶一
05.Noise Acoustic/非常階段(JUNKO、岡野 太)
Music by非常階段(JUNKO、岡野 太)
06.もっと動いて/非常階段×畑中葉子(セルフカバー)
Words by 豊兵衛/Music by 茅 蔵人
07.Noise Jazz/非常階段(T.美川、岡野 太)
Music by非常階段(T.美川、岡野 太)
08.八月の濡れた砂/非常階段×畑中葉子(オリジナル:石川セリ)
Words by 吉岡 治/Music by むつひろし
09.King And Queen Of Noise/非常階段
Music by 非常階段
10.Cherry Bomb/非常階段×畑中葉子(オリジナル:THE RUNAWAYS)
Words and Music by Kim Vincent Fowley & Joan Jett
11.続・畑中階段のテーマ/非常階段×畑中葉子
Music by 非常階段・畑中葉子

<畑中階段ノイズ新年会>

2017年1月6日(金)東京・四谷アウトブレイク
2017年1月15日(日)大阪・難波ベアーズ

テイチク 非常階段オフィシャルページ
畑中葉子オフィシャルサイト