小田和正のクリスマス恒例ライブ、宇多田ヒカルら豪華アーティストと名曲を歌い上げる

小田和正「クリスマスの約束2016」

(c)TBS

シンガーソングライター・小田和正によるクリスマス恒例のコラボレーションライブ番組「クリスマスの約束」が12月23日(金)の深夜0時35分からTBS系で放送される。16回目を迎える今年は、初めてとなる赤坂BRITZからお届け。豪華ゲストアーティストたちとともに名曲の数々を歌い上げる。

2001年の放送開始以来、深夜帯にもかかわらず常に高視聴率をマーク。これまで2度にわたり月間ギャラクシー賞を受賞、さらに放送文化基金優秀賞を受賞するなど、「放送業界屈指の音楽特番」と称するに値する番組の一つと言われている。

今回が初出演となる宇多田ヒカルは、自身の名曲「Automatic」などを小田とともに披露。また「クリスマスの約束」を小田と一緒に支え続ける仲間たち、通称“小委員会”(小田が命名。メンバーは、小田、スキマスイッチ、根本要、水野良樹)の面々とは大瀧詠一の「君は天然色」などをカバーするなど名曲をお届けする。

小田和正「クリスマスの約束2016」

(c)TBS

収録が行われた12月16日。会場である赤坂BRITZには、実に4万人を超える応募者の中から選ばれた500名の観客が、開場はまだかと、収録開始の1時間も前からその時を待っていた。

午後7時10分、小田がステージに姿を現すと、場内からは温かい拍手が送られる。小田はステージ中央のグランドピアノの前に着席すると、SMAPの名曲「夜空ノムコウ」を披露。

続いて、大橋卓弥、JUJU、根本要、松たか子、水野良樹、和田唱といった出演者を迎え入れ、会場を番組ならではの心地よい空気が包み込む。

昨年の放送で、小田とのマイケル・ジャクソンのメドレーを披露した和田唱。今年は、「My Love」などポール・マッカートニーの楽曲をメドレーとして披露。「昨年の2人の演奏がすごく評判が良かった」と語る小田に対し、少し照れくさそうにする和田。「王道な曲と通な曲」の混ざった見事な選曲とあふれ出すメロディーに客席からも自然と手拍子が始まる。

さらに登場したのは、番組初出演となる宇多田ヒカル。2001年、初めての「クリスマスの約束」の収録に際し、小田が自ら筆を取り、出演オファーをした彼女が、観客から驚きの声を持ってステージに迎え入れられる。かつて第一回目の放送で小田が一人で披露した「Automatic」を15年後のこの日、宇多田ヒカルが小田の艶やかなアコースティックギターの音色に合わせ披露するほか、計3曲を演奏。

続いて登場したのは、2009年の放送で結成され、もはや番組に欠かせない存在となった「小委員会バンド」(スキマスイッチ、根本要、水野良樹)の面々。「収録前日まで曲順やアレンジを変更していた」という彼らは、大瀧詠一の「君は天然色」などを披露する。実はこの曲は昨年披露するつもりだったが、小田の「大人数でコーラスを使って歌うことは、大滝の意図に反するのではないか」という考えで断念。しかし今年は、「あえて大滝に提案する」という形で披露。息の合ったコーラスワークを展開する。

さらに「クリスマスの約束」を支える女性ボーカリスト・松たか子、JUJUが登場。それぞれ違った持ち味を生かし、40年以上前から小田が気になっていたという曲を3人で披露。最後は、小田が今回の収録にあたり真っ先に選曲したというボブ・ディランの「The Times They Are a-Changin’」を出演者全員で披露した。

収録を終え、プロデューサーの服部英司は、「小田さんをはじめとするアーティストの声が織りなすハーモニーに、胸が震えました」と語った。

TBS系「クリスマスの約束 2016」

2016年12月23日(金・祝)深夜0時35分~
【出演者】
出演:小田和正
<ゲスト(50音順)>
宇多田ヒカル
JUJU
スキマスイッチ(大橋卓弥、常田真太郎)
根本要(STARDUST REVUE)
松たか子
水野良樹(いきものがかり)
和田唱(TRICERATOPS)
<バンドメンバー>
木村万作(ドラム&パーカッション)
栗尾直樹(キーボード)
稲葉政裕(ギター)
有賀啓雄(ベース)
<ストリングス>
金原千恵子(ファーストバイオリン)
吉田翔平(セカンドバイオリン)
徳高真奈美(ヴィオラ)
堀沢直己(チェロ)
<ホーン>
小林太(トランペット)

【放送予定楽曲】
「夜空ノムコウ」
「My Love」
「Automatic」
「君は天然色」
「The Times They Are a-Changin’」ほか