大みそか恒例「第67回NHK紅白歌合戦」演歌歌手まとめ

2016年12月20日イチオシ, 歌謡情報

第67回NHK紅白歌合戦

大みそか恒例「第67回NHK紅白歌合戦」の出場歌手46組が歌う曲目が発表された。

気になる初登場組の曲目は紅組に市川由紀乃「心かさねて」、宇多田ヒカル「花束を君に」、大竹しのぶ「愛の讃歌」、欅坂46「サイレントマジョリティー」、PUFFY「PUFFY 20周年紅白スペシャル」、白組では桐谷健太「海の声〜みんなの海の声バージョン〜」、KinKi Kids「硝子の少年」、THE YELLOW MONKEY「JAM」、RADWIMPS「前前前世 [original ver.]」、RADIO FISH「PERFECT HUMAN」と、代表曲やNHKと関連した楽曲、スペシャルメドレーなどの歌唱が明らかになった。

全日本歌謡情報センターではもちろん「第67回NHK紅白歌合戦」に出演する演歌歌手に焦点を当てて注目していきたい。まずは2016年の全出場歌手のうち演歌歌手の出演数をみていきたい。

歌手名「歌唱楽曲」（出演回数）／レコード会社

■紅組
石川さゆり「天城越え」（39）／テイチク
市川由紀乃「心かさねて」（初）／テイチク
香西かおり「すき〜真田丸スペシャル Ver.〜」（19）／Prime Music（ユニバーサル）
坂本冬美「夜桜お七」（28）／Prime Music（ユニバーサル）
島津亜矢「川の流れのように」（3）／テイチク
天童よしみ／「あんたの花道」（21）／テイチク
水森かおり／「越後水原〜白鳥飛翔〜」（14）／徳間ジャパン

■白組
五木ひろし／「五木ひろし」（46）／ファイブズ・エンタテインメント
氷川きよし／「白雲の城」（17）／コロムビア
福田こうへい／「東京五輪音頭」（3）／キングレコード
三山ひろし／「四万十川〜けん玉大使編〜」（2）／日本クラウン
山内惠介／「流転の波止場〜究極の貴公子編〜」（2）／ビクター

紅組は23組中の7組、白組は23組中の5組で、昨年との変動としては、伍代夏子と藤あや子が外れ、市川由紀乃と香西かおりが入り、演歌歌手の総数とはしては紅組の変動は無し、白組はというと細川たかしと森進一が外れ、福田こうへいが入り、総数1枠減ったことになる。ここで、直近の3年の動向をみてみても大きな変動は無いと言えるだろう。

2016年：紅組 23組中 7組 / 白組 23組中 5組
2015年：紅組 26組中 7組 / 白組 26組中 6組
2014年：紅組 27組中 7組 / 白組 24組中 5組

では10年前の2006年と比べてみるとどうなるか。

2006年：紅組 27組中 11組 / 白組 27組中 9組

出演歌手の総数からすると少し減少しているものの、割合としてみると演歌歌手の出演が”減っている”という印象は少ないと言える。今年選ばれている演歌歌手 12組のほとんどが今年リリースされたシングルが1万枚以上を売り上げており、5万枚以上の売上を出している歌手も4組いる。紅白歌合戦の出演は総合的に判断されるものの、選考基準の中に「CD・カセット・DVDの売り上げ」「有線・カラオケのリクエスト」も含まれており、今年出演する演歌歌手の12組は他ジャンルのアーティストと比べても確実の2016年の活躍を評価された遜色無い選出と言える。

「第67回NHK紅白歌合戦」は12月31日(土) 19:15から11:45までNHK総合で放送される。九州出身の氷川きよしは今年4月に熊本地震で被災した熊本城から中継となる。2017年の活躍にも大きく影響がある大みそかの「紅白歌合戦」、それぞれの歌手がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみに期待したい。