【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#189 歌手・工藤静香の言葉

仲村瞳の歌謡界偉人名言集

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。


一生懸命頑張った自分を自分で認めてあげることが大事なんじゃないかな

『ORICON MUSIC』(工藤静香が語る“脱アイドル”への覚悟「自分がやりたいことを実現させるという意識」/2019.6.10)より

1984年のデビューから、アイドル、歌手、女優、画家、作詞家、宝飾デザイナーと、様々なジャンルで輝き続ける工藤静香。このインタビュー記事では、2019年にリリースした初の洋楽カバーアルバム『Deep Breath』の制作秘話を中心に、それまでの音楽活動やターニングポイントとなった出来事、娘とのやり取りなどにも触れられている。今回の名言は、インタビュアーからの「工藤さん流の自分らしく生きるコツがあれば教えて頂けますか」という質問の答え。工藤が言う 「頑張った自分を自分で認めてあげる」のは意外と難しいのかもしれない。続く言葉「ご褒美に美味しいコーヒーでも飲みながら、素敵な音楽を聴いて自分を癒す時間を作って欲しい」も、つい頑張り過ぎてしまう人にほど、今知ってほしい。


工藤静香(くどうしずか)
1970年4月14日生まれ、東京都羽村市出身。歌手、女優、タレント、画家、作詞家、宝飾デザイナー。小学生時代から劇団『東俳』に所属。1984年、『第3回ミス・セブンティーンコンテスト』に出場し特別賞を受賞。同年、木村亜希(清原亜希)、柴田くに子(森丘祥子)とアイドルユニット セブンティーンクラブを結成し、1985年にレコードデビューを果たす。1986年5月、バラエティ番組『夕やけニャンニャン』のオーディションコーナーで合格。おニャン子クラブの会員番号38番となる。1986年、渡辺満里奈のソロデビュー曲「深呼吸して」では、生稲晃子と withおニャン子クラブとしてバックコーラスを担当。1987年、生稲晃子と斉藤満喜子らとともにアイドルユニット・うしろ髪ひかれ隊を結成。同年、シングル「禁断のテレパシー」でソロデビュー。1988年、「MUGO・ん…色っぽい」でオリコン週刊チャート1位を獲得。同年の「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たす。1989年、「恋一夜」「嵐の素顔」「黄砂に吹かれて」と大ヒットを連発。1993年、海外公演(台北、香港、シンガポール)『RISE ME TOUR』を開催。1997年、石橋貴明とユニット「Little Kiss」を結成し、シングル「A.S.A.P.」を発売。1998年、愛絵理名義で平家みちよに歌詞を提供。2004年、ラスベガスにて宝飾ブランド『TREASURE IIII』を発表。2010年、『第95回二科展』絵画部で特選を受賞。2017年、ソロデビュー30周年を記念して全国ツアーを開催。同年、アルバム『凛』をリリース。2019年、初の洋楽カバー・アルバム『Deep Breath』をリリース。2021年3月10日、中島みゆきのカバーアルバム第2弾『青い炎』を発売。



仲村 瞳(なかむらひとみ)
仲村瞳(なかむらひとみ)
編集者・ライター。2003年、『週刊SPA!』(扶桑社)でライターデビュー後、『TOKYO1週間』(講談社)、『Hot-Dog PRESS』(講談社)などの情報誌で雑誌制作に従事する。2009年、『のせすぎ! 中野ブロードウェイ』(辰巳出版)の制作をきっかけに中野ブロードウェイ研究家として活動を開始。ゾンビ漫画『ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ~童貞SOS~』(著・すぎむらしんいち/講談社)の単行本巻末記事を担当。2012年から絵馬研究本『えまにあん』(自主制作)を発行し、絵馬研究家としても活動を続ける。2014年にライフワークでもある昭和歌謡研究をテーマとした『昭和歌謡文化継承委員会』を発足し会長として活動中。
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