氷川きよし、通算2500回目のコンサート開催「今日が一番幸せです」

氷川きよし

デビュー22年目を迎え、ニューシングル『南風』がオリコンデイリーシングルランキング第1位(3月29日付)を獲得した氷川きよしが3月31日、岡山県・岡山市民会館で通算2500回目のコンサートを開いた。

今年は、<氷川きよしコンサートツアー 2020-2021 ~Never give up~>と銘打ったツアーを1月21日の埼玉・ウエスタ川越からスタートする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期。続く2月1日、2日の東京・中野サンプラザ、同14日の岐阜・長良川国際会議場の全3カ所4公演を延期し、2月26日の千葉・習志野文化ホールからスタート。

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昼夜2回公演、合わせて約2500人を動員する中、「岡山でのコンサートは2年ぶりで、うれしいです。興奮しています。岡山にはほぼ毎年おじゃまさせていただいていて、自分の第2の故郷みたいな場所です。今日も心を込めて、1曲1曲、主人公に成り代わって歌わせていただきます」とあいさつ。

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アマビエをイメージした青いコスチュームで「大丈夫 2020」をはじめ、「きよしのズンドコ節 2020」「星空の秋子」、黒のタキシード姿で「母(Forum ver.)」「残雪の町」「櫻」、新曲「南風」、同カップリング曲「たわむれのエチュード」、紋付袴姿で2000年2月2日発売のデビュー曲「箱根八里の半次郎」、演歌史上初のオリコン・シングル2作連続トップ3入りを果たした「白雲の城」、深紅の羽根をあしらった洋装で最新アルバム「生々流転」に収録の「恋、燃ゆる。」、ピンク&ホワイトスーツにシルクハット&ステッキという粋なスタイルで「Never give up」、黒レースのボディスーツ姿で「限界突破×サバイバー」、そして、アンコールでは白マントの洋装で「碧し」など全22曲を約2時間半にわたって熱唱した。

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また途中、通算2500回のコンサート(東京国際フォーラムのスペシャルコンサート、ディナーショー、劇場公演等を除くコンサートツアーのみの公演回数)を達成したのを祝って、司会者・西寄ひがしから岡山名物「きびだんご」をプレゼントされ、「皆さん、本当にありがとうございます。デビューのときは、こんなに公演がいっぱいできるとは思ってもいませんでした。皆さんのお陰で、22年間、命がけで頑張ってきて今日があるので、今日が一番幸せです」と感激もひとしおだった。第1回目のコンサートは、2001年7月5日の東京・中野サンプラザ、2000回目が、2015年9月20日の東京・五反田ゆうぽうとで開催していた。

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今度の新曲「南風」は、原点に戻って師匠・水森英夫が作曲。この困難な時代に前向きな気持ちを胸に生きていこうとする思いを歌った歌謡曲テイストの楽曲で、A・B・Cの3タイプをリリース。Aタイプのカップリング曲「たわむれのエチュード」(詩・松井五郎)は、叶わぬ恋がテーマ。Bタイプのカップリング曲「おんな花笠 紅とんぼ」(詩・松井由利夫)は、女性版の股旅もの。Cタイプのカップリング曲「磯千鳥」(詩・かず翼)は、両親を亡くした姉弟が懸命に生きる姿を描いた作品で、作曲はいずれも水森英夫が手がけた。

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来月4月20日に、新曲「南風」のミュージックビデオを収録したシングルDVDと、昨年12月に行われた『氷川きよしスペシャルコンサート2020 きよしこの夜Vol.20」のDVDが発売される。

提供:サンニュース