『ドラえもん』などTVアニメや特撮ヒーローの主題歌で知られる作曲家の菊池俊輔が死去、享年89

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昭和を代表する数々の人気TVアニメや、特撮ヒーロー番組の主題歌を手掛けてきた作曲家の菊池俊輔が、2021年4月24日に誤えん性肺炎のため死去した。

『タイガーマスク』(1969年)、『仮面ライダーシリーズ』(1971年)、『ドラえもん』(1979年)など子供向け番組の作曲家として有名だが、音楽家としてのデビューは、1961年の映画『八人目の敵』の劇伴(伴奏音楽)で、1973年には映画『女囚さそりシリーズ』の主題歌「怨み節」をヒットさせている。同曲は、クエンティン・タランティーノ監督のハリウッド映画『キル・ビル』(2003年)にも使われている。

テレビドラマでも、『野菊の墓』(1963年)、『キイハンター』(1968年)、『Gメン’75』(1975年)、『赤いシリーズ』(1974年)、『暴れん坊将軍』(1978年)、『スクール☆ウォーズ』(1984年)、『暴れん坊将軍』(1978年)など、主題歌や挿入歌、劇伴といった様々なジャンルの楽曲を提供している。

1931年11月1日生まれ、青森県弘前市の出身。日本大学芸術学部を卒業後、1961年に、作曲家としてプロデビュー。2015年、日本レコード大賞の功労賞を受賞。2017年、作曲活動55周年を記念したコンサートを開催。同年、病気療養中のため作曲などの活動を休止していた。

JASRACが毎年発表している、日本の楽曲の海外での著作権使用料のランキングでは、今までに9回も1位を記録。我が国が世界に誇る偉大な音楽家である。

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