エンターテイナーを夢見るしがない50代のマンモス☆南が、レコード、カセットテープ、CD、MD、ネット配信と、音楽メディアは時代と共に変われど、歌が人の心を動かすことに変わりはない、という想いについて語ります。
30数年前に、大学の同級生がTHE SQUARE(現・T-SQUARE)の曲を中心に構成したドライブ向けのカセットテープをドヤ顔で見せてきた。当時はCDこそあったが、ダビングするメディアはカセットテープしかなくて、車の中で聴くのもラジオかカセットテープだった時代で、私はその彼のカセットテープを借りて、まるごとダビングした記憶がある。
(カセットからカセットのダビングは音質が落ちたものだった)
その1曲目に入っていた曲が「OMENS OF LOVE」だった。
ラジオのBGMなどで聴いたことがあった曲だが、それと共に「ウインク・キラー」という松本隆の歌詞が付けられた歌として
小泉今日子が歌っていたことで知っていた。
(実は、その男版が野村宏伸のデビュー曲だったことを最近知った)
それまでJ-POP一辺倒だった私には、フュージョンというジャンルが新鮮で、その頃は、THE SQUAREやカシオペア、シャカタクあたりを興味深く聴いた。
そしてその「OMENS OF LOVE」、アルバム『R・E・S・O・R・T』でも1曲目に収録され、タイトルを直訳した「恋の予感」とばかりに、何かが始まり、動いていくテンポ感が心地よく表現されている。
ご存知の方も多いと思うが、本曲の作曲者・和泉宏隆氏がこの4月に逝去され、改めてこの曲に何度も触れてみた。
確かに、動き出すような、心がワクワクするような気分にもなるが、ともすると、何かが終わるような、閉じるような雰囲気にさえ聴こえてくる。言うなれば、アルバムの1曲目でもありながら、最終曲だったとしてもフィットする気がする。それがこの曲の完成度の高さを表しているのかもしれない。
数多くの名曲を世に残した和泉宏隆氏の素晴らしさと共に、歌詞のないインストゥルメンタルが、心のイメージの広がりをもたらすことを改めて知った。
好きなミュージシャンは、小田和正、Mr.Children、大瀧詠一、杉真理、織田哲郎など。
◆グラビアアイドル・モデル撮影会 グラ☆スタ!
【グラ☆スタ!今月の推しメン】
増あすか(ます あすか)
1992年1月9日生まれ 大阪府出身
あざとい系女子を極めるべく、グラビア、バラエティで活躍することを夢にこの春上京。本格的にマルチタレントを目指して活動中。