清水節子、千葉真一追悼のため新曲「横浜バラッド」に急遽セリフを収録「今度は忘れることを教えてください」

清水節子、千葉真一


清水節子が、10月6日発売のニューシングルの表題曲「横浜バラッド」に、新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなった世界的スター・千葉真一(8月19日死去、享年82)への追悼の気持ちを込め、急遽曲間にセリフ(語り)を入れてレコーディングし直したことを明かした。

過去に清水は千葉とともにデュエット曲「粋な関係」(詞・かず翼、曲・吉幾三)を発表。2人の最初の出会いは今からおよそ38年前で、それ以来「人生を生きていくうえでのよき相談相手でもあり、頼りになるお兄さんのような存在」で、思い出は語り尽くせないほどだという。また最近では「(千葉の息子である)ゴードン(眞栄田郷敦)、マッケンユー(新田真剣佑)とハリウッドのレッドカーペットを一緒に歩きたいんだ」と語っていた千葉の言葉が特に印象に残っているそうだ。

さらに清水は「映画のことばかりを考え、夢を語り、いくつになっても少年の心を持ち続けた方です。それがゆえ、日本の社会、芸能界には収まらない規格外の方で、アメリカに進出して成功し、現在も映画界でリスペクトされているのがよくわかります。まっすぐ過ぎるくらい典型的な昭和を代表する熱い男。それが千葉さんの魅力」と語り、プライベートでは「シャイな方で、優しくて、頼りになる先輩でした」と振り返る。

今日まで兄のように慕ってきた千葉の訃報を聞いたときについて話すと、「その瞬間、戦場で戦友を失った感覚というのでしょうか…とにかくしばらく何も考えられない、頭の中が真っ白になる感じでした」と涙ぐんだ。

そんな2人が、現在発売中の最新シングル『ごめんね大丈夫』(日本コロムビアから2020年8月26日発売)のカップリング曲「粋な関係」で初デュエットすることになったのは、粋な感じの上品な大人のデュエット曲を作ろうという企画が持ち上がったとき、清水が「私のライブにいつも応援に来てくださっている千葉真一さんにダメ元で声をかけさせていただいた」のがきっかけ。

そして、清水とはプライベートでも親しい吉幾三に作曲を依頼したところ、快諾。その吉は昔から千葉のファンであり、レコーディングに立ち会った際、最初に吉が模範歌唱をし、それに続いて千葉が歌うという通常ではなかなか体験できないプレミアムなレコーディングとなったという。  

10月発売の新曲「横浜バラッド」(詞・清水節子、曲・蘭一二三)では、清水が初の作詞にも挑戦。生まれ育った横浜愛と大人の人間味のある上質な大人の恋をテーマにした作品で、その曲間に「愛することを教えてくれたあなた 今度は忘れることを教えてください」と、千葉への追悼メッセージとして急遽セリフを収録した。そんな千葉のために、清水は今後「心に響き、人間味を感じ、人生観を伝える作品を歌い続け、多くの皆さまを元気にしたい」と意欲を見せている。

なお「粋な関係」のミュージックビデオは、現在日本コロムビア公式YouTubeチャンネルで公開中だ。


清水節子、千葉真一


清水節子、千葉真一


清水節子、吉幾三、千葉真一



シングル『ごめんね大丈夫』

2020年8月26日発売
清水節子 / 『ごめんね大丈夫』
COCA-17798 / 1,350円
[ 収録楽曲 ]
1.ごめんね大丈夫
 作詞:幸田りえ 作曲:西つよし 編曲:伊戸のりお
2.粋な関係
 作詞:かず翼 作曲:吉幾三 編曲:伊戸のりお
 デュエット:千葉真一
3.ごめんね大丈夫(オリジナル・カラオケ)
4.粋な関係(オリジナル・カラオケ)
5.粋な関係(清水節子とあなたのカラオケ)
6.粋な関係(千葉真一とあなたのカラオケ)
《ボーナス・トラック》
7.ヨコハマ・ホンキー・トンキー・ブルース
 作詞:藤竜也 作曲:エディ潘 編曲:和田静男


関連リンク

◆清水節子 オフィシャルサイト