「望郷じょんから」で日本作詩家大賞と日本レコード大賞金賞を受賞した作詞家の里村龍一が死去、享年72


千昌夫の「望郷酒場」(1981年)、細川たかしの「望郷じょんから」(1985)、香西かおりの「流恋草」(1991年)など多くのヒット曲の作詞を手がけた里村龍一が、2021年10月5日にアルコール性肝硬変により死去した。

1949年2月20日生まれ、北海道釧路市出身。作詞家、実業家。中学卒業後に漁師となるが、パチンコ店で流れる演歌を聴き、作詞に興味を持つ。「森進一の新曲歌詞募集」のコンテストに応募して優勝。作曲家の猪俣公章にスカウトされ、1976年に上京する。

1978年、森進一の「しあわせ挽歌」で作詞家としてデビュー。1985年、細川たかしの「望郷じょんから」にて「日本作詩大賞」と「日本レコード大賞」金賞を受賞。2003年4月、演歌・歌謡曲専門のレコード会社「ウィングジャパン」を設立。

2012年と2013年に日本作詩家協会の会長を務めた。最後の作品は、2021年1月27日に発売された吉幾三の「港町挽歌」となった。


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◆新たな航海 里村龍一 – 日本作詩家協会