丘みどり、『雪陽炎』発売記念で6年間を振り返る配信イベント開催「一緒にたくさん泣いて、笑って、万歳してきました」

丘みどり


丘みどりが、6月22日(水)に『雪陽炎』紅盤・感謝盤発売を記念した配信トークイベントを実施した。

今回のトークイベントは、『雪陽炎【紅盤】』『雪陽炎【感謝盤】』の発売日である6月22日(水)が、6年前に東京へ進出し事務所・レコード会社を一新して心機一転のリリースとなった『霧の川』と同じ発売日であることから、6年間の振り返りをテーマに開催された。

定時となり配信がスタート。丘は「もうあっという間の6年……7年目になるということで、今日は東京に出てきてからの6年間をじっくり振り返ってみようという配信です。よろしくお願いいたします!」と元気に挨拶。最初のコーナーは「丘みどりへ50の質問」。「本日初めて見る方々にも丘みどりをもっとよく知ってもらうために50の質問を用意しました!」というMCの言葉に丘はきょとんとした顔。実はこのコーナーは遊び心あふれるスタッフが丘に内緒で企画していたもの。

「時間もないので5秒以内に回答ください!」というMCに、丘は「50も! 多いなあ! こういうのは先に言ってよ~」と驚きつつも、「自己紹介をお願いします」「年齢は?」というオーソドックスなものから「美肌の秘訣は?」「初恋の人は?」「大阪生活で辛かったことは?」などさまざまな角度からの質問に丁寧に回答していった。50問の質問を終え、「50個すぐだったね! あっという間だった~!」と笑顔。さらにファンのコメントからも質問に回答し、ファンとの交流も楽しんだ。

「50の質問」を終え、2016年から現在までの振り返るトークパートに突入。事前に本人ブログ・Twitterで募集していたファンからのコメントを読み上げつつ、楽曲の裏話や当時のエピソードをフリートークで展開していく。

6年前の『霧の川』発売時には、休みなくキャンペーンで全国をまわりながら取材や番組収録に奔走する日々を送っていたことを明かし「あの頃、大変だった~」と本音をぽろり。「キャンペーンがたくさんあるのに衣装は全然なかったからクリーニングしてすぐに着て歌って……ってしていたんですよね。すごく大変だったけど、応援してくれていたファンの方も大変だったと思う。ファンの方が一緒についてきてくださったから乗り切れたんですよね」と振り返った。

また、よく泣くという丘に寄せられた「この6年間で一番熱かった涙は?」という質問に対しては「2つ言っていい? 1つめは『NHK紅白歌合戦』への出場が決まった日。こんなに嬉しいことがあるんだなって思ったし、やっとファンの方にいい報告ができる!って思いました。2つめは結構最近なんだけど、復帰コンサートの幕が開いた瞬間! オープニングの音楽が流れている間はずっと号泣。緑のペンライトが見えたらもう駄目で……ずっと泣いてたもん」と回答。ファンからの暖かいメッセージを読み上げたり、思い出を回顧したりするうちに込み上げてくるものが合ったようで「思い出しただけで泣けてくる」と涙してしまう場面も見られた。

その他にも、2017年の「NHK紅白初出場」の前日に極度の緊張で人生初の「大人の知恵熱」を経験したことや、本日のMCも務めているマネージャーへの第一印象についてなど、折々のエピソードに「懐かしい!」「覚えてる! あの時は……」と話に花を咲かせた。



丘みどり

トークの中盤ではボイストレーナーの伊藤美子先生も駆けつけた。伊藤先生は丘のデビュー当時からボイストレーナーとして歌を指導し続けてきた、いわば歌手・丘みどりを最もよく知る人物。伊藤先生は丘への印象を尋ねられ「私は東京に出れば絶対に全国区の歌手になると言い続けてましたから。遅くなりましたけど、このタイミングでよかったと思います」とコメント。さらに「歌声や性格は勿論だけど、意志の強さに加えて生まれもった美しさもある。美しさばかりは努力では得られないものですから素晴らしいです」と絶賛し、丘は照れつつも「先生、すごく褒めてくれる!」と笑顔をこぼした。

「折角先生も来てくださったので思い出の詰まった『霧の川』を1コーラス披露してもらいましょうか」というMCの鶴の一声で、ピアノ伴奏での『霧の川』を歌唱。「先生はなんでも弾いてくださるのでもしリクエストあったら教えてください~」とその場でリクエストも受け付けた。多くリクエストコメントが寄せられた『能登は冬色』、さらに紅白初出場の楽曲となった『佐渡の夕笛』、本日発売の『雪陽炎【紅盤】』カップリング曲である『紅花恋唄』もピアノ伴奏で歌唱した。



丘みどり

そしてトークは終盤へ。昨年結婚を発表し、出産のため歌手活動を一時休止していた丘。復帰以降さまざまなメディアで自身の歌手人生について、活動休止以前を「丘みどり第一章」、復帰後の活動を「第二章」と表現してきた。

第一章の振り返り、そして第二章に向けてコメントを求められ「プライベートでいろんなことがありましたが、変わらず応援してくれる皆様がいて私は本当に幸せものだなと思いました。もちろん家庭との両立で大変なこともあると思うけど、これからもみなさんと楽しい時間を共有できるように変わらず頑張っていきます。あと、夢は常に大きく持ち続けていたいです! 大きな夢、ラスベガス公演に向けて頑張ります!」と意気込んだ。

ラストは発売日ということで、最新曲『雪陽炎』もピアノ伴奏で歌唱しトークパートを締めくくった。エンディングで、丘は「あっというまの6年でした。振り返ってみたら、こんなにもたくさんのことをしてたんだと思うくらいに充実した6年だったんだと思います。皆さんとは一緒にたくさん泣いて、笑って、万歳してきました。嬉しいことも悲しいことも悔しいことも、常にファンの皆さんと過ごせたからいい思い出に変わったんじゃないかなと思ってます。まだまだ丘みどりの歌の旅は、旅の途中です。これからも一緒に旅をしてください。よろしくお願いいたします!」とファンへのメッセージをおくり、最後は『花の旅・夢の旅』を歌いながらイベントは幕を閉じた。


ただいま、記事の1/2ページ目です。