【ライブレポート】現役女子大生シンガー・田中あいみ、念願のファーストライブでミニスカ衣装も初披露「一歩一歩、歩んでいきます」

田中あいみ


田中あいみが、9月7日(水)東京・恵比寿LIQUIDROOMにて初の単独コンサート<田中あいみ ファーストコンサート ~ザ・スーパースター~>を開催した。





三山ひろしなど、数多くの人気歌手を輩出した「日本クラウン演歌・歌謡曲新人オーディション」で、2019年グランプリに輝いたシンガー田中あいみ。

細川たかし門下の現役女子大生シンガーとして、“日本一のソウルフル・ボイス”をキャッチフレーズに、2021年11月、シングル「孤独の歌姫(シンガー)」でデビュー。2022年8月にはセカンドシングル「大阪ロンリネス」、そして9月7日に待望の『ファーストアルバム「孤独の歌姫」』をリリースしたばかり。

デビュー以来、念願だった自身初の単独公演の会場は、演歌・歌謡曲アーティストとしては異色のライブハウス。ロックではスタンダードな空間に詰めかけた満員の観客が見守る中、お馴染みのイエローのパンタロンスーツで登場。

「ようこそおいでやす! デビューして9か月の初めてのライブにこんなにもたくさんの方に集まってもらい、めっちゃ幸せです。ほんまにおおきに!」と挨拶。8月にリリースされたセカンドシングル「大阪ロンリネス」を皮切りに、新曲の「恋無情」、「GOOD BYE FOREVER」、カバー曲「すずめの涙」、「桃色吐息」など、この日発売となったファーストアルバム「孤独の歌姫(シンガー)」に収録されている全12曲全てを自慢のソウルフルボイスで歌い上げた。

途中、ピアノ演奏をバックに、カバー曲「ノラ」、「ラヴ・イズ・オーヴァー」の2曲をしっとりと聴かせるなど、シンプルながら、あいみの実力と魅力が伝わる構成で、観客を楽しませた。終盤には、師匠である細川たかしからの、おめでとうメッセージが会場のスクリーンに映し出され、記念のステージに花を添える。


【細川たかし メッセージ】
あいみちゃん、今日は素晴らしい自分のオン・ステージということで、おめでとうございます。自分のライブというのは、なかなか面白いですから、自分なりに色んな歌に挑戦してみて。クラウンも社運を賭けて応援してる! あいみは、あいみなりの自分の世界を持ってるので、これからもより一層色んな歌に挑戦して、まぁ大ヒットすることが一番いいですけど、最近はそう簡単に歌は売れませんけど、いい歌いただいて、これから大いに頑張って、暮れに向けてがんばる! という意気込みでやっていただきたいです。細川たかしとしても師匠としてもこれからますます応援しますので、あいみ頑張れ! 今日はおめでとう!


そしてラストは、初披露となるミニスカートの衣装で登場。デビュー以来、ステージ、TV出演、ジャケット写真、アーティスト写真に至るまで、一貫してパンスーツのみでクールビューティーを徹底していた彼女が、遂にスカート姿を披露。今までのイメージとのギャップで観客を驚かせるなか、もう一度最新シングル曲「大阪ロンリネス」を熱唱し、会場は大拍手に包まれた。

「こうやって師匠のコメントを貰えるのって本当に嬉しいですね! 師匠に出会って3~4年になりますが、こんなにも器の大きな人って居るんだなって思います。仲間に入れていただいて弟子になってしみじみ思いますけど、師匠の背中をいつまでも追いかけて行きたいと思います。スーパースターに向けて一歩一歩歩んでいきますのでこれからも応援よろしくお願い致します。本日は足元が悪い中、足を運んでいただきありがとうございました。」と締め、全13曲、約90分の異例づくしのステージは、新人らしからぬ圧巻のパフォーマンスで魅せた、最上級のファーストコンサートとなった。


<田中あいみ ファーストコンサート ~ザ・スーパースター~>

2022年9月7日(水)東京・LIQUIDROOM
[ セットリスト ]
01. 大阪ロンリネス
02. シニカルレイン
03. すずめの涙
04. 桃色吐息
05. 弟よ
06. ノラ
07. ラヴ・イズ・オーヴァー
08. 孤独の歌姫(シンガー)
09. GOOD BYE FOREVER
10. 恋無情
11. 京都から博多まで
12. 石狩挽歌
13. 涙のリバー
14. 大阪ロンリネス


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