市川由紀乃、新曲の舞台・北海道石狩で市長と副市長を表敬訪問

市川由紀乃、新曲の舞台・北海道石狩で市長と副市長を表敬訪問


市川由紀乃が9月13日(火)に新曲「石狩ルーラン十六番地」の発売を報告するため石狩市の加藤龍幸市長と面会し表敬挨拶を行った。

今年デビュー30周年を迎え、9月7日にはLINE CUBE SHIBUYAでのリサイタルも大盛況に終わった市川由紀乃。この日市川は、札幌のカナモトホール(札幌市民ホール)での水森かおりとのジョイントコンサートだったが、開演前に会場に市長が訪れての面会となった。

新曲「石狩ルーラン十六番地」は、作詞家の吉田旺が北海道出身の画家三岸好太郎と妻、節子の物語をモチーフに書き下ろした楽曲で、好太郎は自らの年譜に「石狩ルーラン十六番地」という架空の出生地を記している。また、市川にとっては初めて具体的な地名が入った楽曲となった。



市川由紀乃、新曲の舞台・北海道石狩で市長と副市長を表敬訪問

市川由紀乃と加藤龍幸市長



菊の花があしらわれ、絞りの入った真っ赤な振袖姿で加藤市長と挨拶を交わした市川に、市長は「車の中でもずっと聴いています。石狩のことを歌ってくれて有難うございます。」と伝えると「この曲がヒットして、少しでも石狩のPRに繋がれば嬉しいです」と市川は意欲を示した。市長は続けて「歌詞に出てくる厚田という地名は私どもが以前合併した自治体なんです。そこには道の駅があって夕陽がとてもきれいなのでもし機会があったら是非行ってみてください。応援しています。」と、エールを送った。



市川由紀乃、新曲の舞台・北海道石狩で市長と副市長を表敬訪問

市川由紀乃と鎌田英暢副市長



市川が翌14日に石狩市役所を訪れると、鎌田英暢副市長は「石狩の歌は数少ないので、新たな石狩の歌ができて嬉しい。今はコロナ禍でなかなか行けないがカラオケに行ったら必ず僕も歌いたい」との言葉に続き、石狩の歴史についても多く語れる中で、厚田には悲恋の伝説が多く、ルーラン海岸の位置する“義経の涙岩”もその一つで、実は源義経が生き延びてこの地に逃れ、静御前のことを思い涙したという伝説が残っているという。それを聞いて市川は「知れば知るほど深いですね。実際に自分の目でも見てみたいです」と伝えた。石狩市役所の職員らも市川の来訪を歓迎し、一緒に写真を撮るなどして和やかな時間を過ごし「頑張ってください」と温かい言葉で見送られ、市役所を後にした。

また、この日市川は歌詞にも出てくる“厚田”を訪れ、ルーラン海岸に続く絶景を目にすると「資料や写真で見るのとは全然違って、実際に目にすると本当に壮大で、感動が深くなった。作品を通じて厚田の歴史にも触れることができてうれしい。」と改めて楽曲の世界に思いを馳せた。

この日は札幌に戻ると市内にある三岸好太郎美術館に立ち寄り、改めて三岸好太郎の作品に触れた。今回は市川にとって、新曲のルーツを辿り歌唱の表現力をさらに高める旅となった。

10月15日には、愛知県一宮市の三岸節子記念美術館にてミュージアムコンサートを開くことが決定している。


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