【ライブレポート】辰巳ゆうと、5周年コンサートで太鼓演奏やひとり殺陣、シティポップに挑戦&感謝を込めて涙の21曲熱唱

辰巳ゆうと


第5弾シングル『雪月花』がロングヒット中の辰巳ゆうとが10月1日(土)昼夜2回、東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで<辰巳ゆうと デビュー5周年記念コンサート~ありがとうを届けたくて~>と銘打ったコンサートを開いた。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。





2018年にシングル『下町純情』でデビューし、今年で5周年を迎えたことを記念してのスペシャルコンサートで、地元・大阪(9月21日に新歌舞伎座で開催)と東京の2ヵ所で開催。大阪公演では、本番中、ステージ上で彼の地元・藤井寺市の「藤井寺アンバサダー」就任が発表。同時に任命式が行われ、藤井寺市長・田中一樹さんから任命書が手渡された。

その大阪公演に続いて東京公演の日を迎えた辰巳は、大勢のファンが詰めかける中、5周年記念公演で初チャレンジの太鼓を披露してオープニングの幕を開け、新曲「雪月花」(Eタイプ)のカップリング曲「花吹雪」、村田英雄のヒット曲「無法松の一生~度胸千両入り~」、シングルタイトル曲からデビュー曲「下町純情」、第2弾「おとこの純情」、第3弾「センチメンタル・ハート」、第4弾「誘われてエデン」、ミュージカルナンバー「星から降る 金」(ミュージカル「モーツァルト!」より)などを歌唱。

続いてシティポップの名曲から竹内まりやの「September」、松原みきの「真夜中のドア~Stay With Me」、第1弾アルバム「辰巳ゆうとファーストアルバム -力いっぱい、歌いました!ー」から「鶴が舞う」、「雪月花」(Aタイプ)のカップリング曲「長編歌謡浪曲『沖田総司』」、それに最新曲「雪月花」など全21曲を熱唱。



辰巳ゆうと


「沖田総司」の歌唱場面では、ひとり殺陣にも挑戦し、アンコールでは、ファンサービスとして客席からの写真撮影タイムを設け、会場中のファンに手を振って声援に応えた。ラスト曲『下町純情』では感極まって涙を流しながら歌えなくなるシーンもあり、2時間超にわたってオリジナル楽曲からミュージカル、シティポップ、長編歌謡浪曲まで幅広いジャンルの楽曲とステージパフォーマンスで客席を楽しませた。



辰巳ゆうと


大阪と東京での5周年記念コンサートを終えて、「この55年間、辰巳ゆうとを見てきた皆さんに、今日が一番よかったなと思ってもらえるような日にしようと挑んだのですが、ファンの皆さんからのペンライトや拍手による応援に一番大きな愛を感じました。これからも皆さんとより長く一緒にいることができたらという気持ちをさらに強くしました」と目を輝かせた。

5周年を迎え、「コロナ禍で皆さんとお会いできない年もありましたが、1年1年、ファンの皆さんからの愛情、温もりをたくさんいただいた5年間でした。それと同時に今回、たくさんの方々がお集まりくださって、自分自身、すごく恵まれているなと感謝の気持ちでいっぱいです」。

その5周年記念公演で初めて太鼓を披露し、「僕は昔からお祭りが大好きで、太鼓を叩くのも大好きでしたので、いつかコンサートで太鼓に挑戦してみたいと思っていました。その願いが叶い、うれしかったです」とニッコリ。

また、今後の目標は「紅白歌合戦や日本レコード大賞は、もちろん歌手としての大きな目標ですが、僕自身の最大の目標は、今日こうしてお越しくださった皆さんお一人おひとりが『今日は来てよかった』『楽しかった』『明日も頑張ろう』と思ってもらえるようなコンサートをお届けすることです。そういった積み重ねが紅白歌合戦や日本レコード大賞という目標にもつながっていくのだと思いますし、これからも音楽の楽しさを皆さんにお届けして、幸せになっていただければ……」と話していた。

2023年1月13日から2月にかけて爆笑芝居と歌謡ショーの2本立て<辰巳ゆうと一座 特別公演>を開催。また、5月5日から同14日まで松平健と共演の<五月薫風特別公演>を大阪・新歌舞伎座で開催予定。


ただいま、記事の1/2ページ目です。