石原詢子、デビュー35周年記念ディナーショーで長唄・三味線に初挑戦

石原詢子


石原詢子が、10月21日(金)東京・日本橋ロイヤルパークホテルにて記念ディナーショーを開催した。





2022年はCBSソニーから歌手デビューしてから35周年、詩吟の家元である父の元で4歳から詩吟を始めてから、50周年を迎える記念の年。歌手としては「みれん酒」や「ふたり傘」の大ヒットで「NHK紅白歌合戦」に出場を果たすほか、これまでにも数々の音楽賞を受賞、詩吟では亡き父の遺志を受け継ぎ揖水流の家元ととして現在も多くの弟子をもつ。そんな記念すべき節目の年に開催されたデビュー35周年記念ディナーショーとなった。

普段のコンサートとは違い、自身の芸能人生を辿る構成で開催された今回のショーは、意外にも詩吟「武田節」で幕を開け、詩吟入り「ほたるのふる里」、民謡入り「郡上の詩」と伝統芸能をミックスさせた自身のオリジナル曲を披露。続いて長唄「小鍛冶」では三味線の弾き語りを披露。前半最後の曲は自身の母への想いを重ね合わせたオリジナル曲「淡墨桜(うすずみざくら)」に自身作詩の詩吟を挿入、演歌と詩吟を見事に融合させ歌い上げた。詩吟、民謡、長唄と石原詢子の持つ日本芸能へのリスペクトが大いに感じられ、聴き入っていた観客からは惜しみない拍手が沸いた。

続いてショーは一転、紅白初出場曲「みれん酒」のイントロが流れると、客席は大きな拍手と手拍子に包まれた。師匠である二葉百合子の「関東一本〆」で会場を巻き込み、晴れやかな雰囲気の中、ファンに人気の高いオリジナル曲「桟橋」「夕霧海峡」「女の花舞台」と続き、華やかに観客を魅了した。

着物からドレスに着替え再登場した石原詢子は新曲「予感」を披露。ファンの前では初披露となるこの曲は28年前にアルバム収録され、今回デビュー35周年の記念日である10月21日に配信限定でリリースされた新曲。MCでは「コロナ禍の中、皆さんに寄り添う歌詞になっています」と紹介された。続いて古内東子作詞作曲「ただそばにいてくれて」に。それぞれの大切な存在への「ありがとう」を伝えるこの曲は、石原詢子の新たなチャレンジとしてリリースされたバラード。この曲で新たにファンになったというファンも多い。会場の観客を見渡し、「ありがとう」という気持ちを歌いながら感情が込み上げてきた石原は涙声に。なんとか歌い切った後、「皆さんの顔を見渡していたら、デビュー以来のいろんなことが蘇って来ました」と涙を拭いながら語った。約70分に及ぶ35周年記念のショーのラストは、デビュー曲「ホレました」で締めくくられた。

終演後、「コロナ禍の辛かった気持ちを今日のディナーショーで吹き飛ばすことができるくらい楽しかったです。お越しくださった皆様のぬくもりに包まれながら気持ちよく歌わせていただき幸せでした。初挑戦の三味線と長唄は60点かな?(笑)長唄は4ヵ月、三味線は2年半というお稽古期間でダブルで初挑戦でした。歌いながら弾くのはやっぱり難しいですが、とても楽しく弾けました」と語った。

来年1月12日、55歳の誕生日にバースデーライブの開催も発表。次の節目である40周年に向け、まだまだ挑戦し続け、これからもたくさんの人に私の歌を届けていきたいと目を輝かせる姿が印象的だった。


石原詢子 デジタルシングル「予感」

石原詢子 / 予感
2022年10月21日(金)配信スタート
配信リンク
[ 収録楽曲 ]
1. 予感(New Vocal Version)
 作詞:岡田冨美子 / 作・編曲:川口真
2. 予感(オリジナル・カラオケ)


<石原詢子アコースティックライブvol.3〜バースデースペシャル♪〜>

日時:2023年1月12日(木)
1部:オリジナルソング 15:00開場 / 15:30開演
2部:Jun’s STORY 18:00開場 / 18:30開演
会場:東京・吉祥寺 スターパインズカフェ
チケット:全席指定¥8,000(税込、ドリンク別)
発売:11月1日(火)11:00〜
問:石原音楽事務所 03-6908-6534(平日11:00-17:00受付)
主催:石原音楽事務所
後援:ソニー・ミュージックレーベルズ

■streaming+ ライブ生配信
1部:オリジナルソング
2部:Jun’s STORY
販売期間:2022年11月1日(火)10:00〜2023年1月18日(水)20:00
価格:¥3,000(税込)
※アーカイブ配信は1月18日(水)23:59までとなります。


関連リンク

◆デジタルシングル「予感」特設サイト
◆石原詢子 オフィシャルリンク