ベイビーブー、「歌声喫茶ともしび」の再出発を祝福「歌を愛するみなさんの居場所として」

ベイビーブー


5人組コーラスグループのベイビーブーが、2年ぶりとなる営業を再開した歌声喫茶「ともしび」を訪れ同店の再出発を祝福した。

今から68年前となる1954年、新宿の地に誕生し当時の若者を中心にムーブメントを起こした歌声喫茶「ともしび」は、コロナ禍となった2020年、多くの歌声ファンに惜しまれながら新宿の店舗を閉店。2年間の休業を経て、新たな出発の地となった高田馬場の新店舗にて11月22日から営業を再開した。

ともしびの斎藤隆店長は、「たくさんの先輩方が築き上げてきた『ともしび』の歴史を、まさかこんなことで閉じざるを得なくなることにとても重い責任を感じていました。それでも『ともしび』を存続させるために“今は閉めるしか無い”と話し合いました。とても重い決断でしたが、先の見えない不安な気持ちでいっぱいでした」と、歌声喫茶発祥の地である新宿での店舗を去った当時を振り返った。



ベイビーブー

新店舗での営業再開に同店を訪れたベイビーブーのメンバーは、「閉店を決断された頃は緊急事態宣言が出ていた時期で、僕たちの“故郷”がなくなってしまうというさみしい思いとともに、スタッフの方や歌声喫茶を楽しみにしているお客様の方々は大丈夫かな?という気持ちでした」(ケン)、「ともしびに集ったみんなが本当に待ち望んでいたこの日。厳しい道のりでもありますが希望にも満ち溢れています。僕らにとって無くてはならない場所で、また一緒に歩ませていただき、歌声喫茶の新たな1ページを一緒に作らせて下さい」(ユウ)と、コメント。

また、リーダーのユースケは「新しく生まれ変わっていく『ともしび』を僕たちも歌声仲間として盛り上げるお手伝いが出来たらと思っています。これからも歌を愛するみなさんの居場所としてあり続けてくださることを願っています」と語り、「僕たちは『ともしび』の長い歴史の中で10年程のお付き合いですが、この困難な時期をともにできたことを誇りに思います。これからも皆さんと一緒に歩んで行けたら幸いです」(シノブ)、「ともしびには、本当にたくさんのご縁とチャンスをいただきました。これからも多くのことを学ばせて下さい。そして、みなさんに恩返しができるように頑張っていきます」(チェリー)と、営業再開を喜ぶとともに、ベイビーブーとして今後も歌声喫茶の文化を継承していく決意を語った。



ベイビーブー

まだまだ感染対策を行いながらの営業再開ではあるが、「コロナ禍となり人間同士のリアルな触れ合いや交流が避けなければならないこととなったことで、逆にそのことの価値がとても大切なことだと痛感できました。お互いの顔を見て心を通わせて歌い合う歌声喫茶は、世代を超えて楽しめる場なのだと思っています。アフターコロナでは、そんな『ともしび』という場所の価値が再評価されるのではと思っています」(斎藤店長)と、今後への大きな期待を寄せた。

営業再開となった初日には、ともしびを応援するためにベイビーブーが制作した「みんなのメロディー」を全員で歌い、同店を訪れた歌声ファンとともに笑顔で喜びを分かち合った。


ベイビーブー デビュー20周年記念シングル『別れの曲/列車にのろうよ』

ベイビーブー / 別れの曲/列車にのろうよ
発売日:2022年2月9日(水)
TECG-15132¥1,500(税込)
配信リンク
[ 収録楽曲 ]
1. 別れの曲
 原曲:Frederic Chopin 作詞:ans. 編曲:夢見クジラ
2. 列車にのろうよ
 作曲:都志見隆 作詞:松井五郎 編曲:都志見隆・久下真音
3. みんなのメロディ
 作曲:若松健治 作詞:若松健治 コーラスアレンジ:瀬川忍
4. 別れの曲 カラオケ
5. 列車にのろうよ カラオケ


<ベイビーブー20周年記念「ベイビーブー クリスマスコンサート 2022~聖なるハーモニーの贈り物~」>

日時:12月22日(木)12:30開場 / 13:00開演
会場:東京・有楽町 よみうりホール
料金:¥5,000 / 小中学生¥1,000