村木弾、舟木一夫芸能生活55周年記念特別公演にて船村徹の遺作を熱唱

村木弾/舟木一夫

歌手の村木弾が、5月3日に大阪・新歌舞伎座にて行われた<芸能生活55周年 舟木一夫特別公演>にて、2017年の2月16日に亡くなった師匠で作曲家・船村徹の遺作となった新曲「都会のカラス」を歌唱した。

村木弾は秋田県出身で、2003年から船村徹のもとで内弟子となり12年半の内弟子生活の末、2016年2月に舟木一夫・作詩&プロデュース、船村徹・作曲による『ござる~GOZARU~』でデビューした。2枚目となるシングル『都会のカラス』も両氏が手がけた。しかし、この楽曲の準備中に師匠である船村が逝去。亡くなる3日前に船村徹からレコーディングに向けたレッスンを受けたばかりだった村木は亡くなった翌日の2月17日に同曲のレコーディングに臨んだ。そしてレコーディングを終えたその足で船村のもとに駆けつけ、枕元でレコーディング済みの「都会のカラス」を聞かせたという。結果的にこの「都会のカラス」が船村徹の遺作となり、自身の最後の内弟子に遺した生涯最後の楽曲となった。4月19日に『都会のカラス』を発売した村木は都内を中心にキャンペーンを回り、オリコン演歌・歌謡ランキング初登場17位を記録し、好調な滑り出しとなっている。

5月3日より大阪・新歌舞伎座にて同曲のプロデューサーでもある舟木一夫の芸能生活55周年を記念した特別公演に出演、2016年3月の舟木一夫特別公演以来の新歌舞伎座のステージに立っている。村木弾が登場した第2部ステージの中盤に、舟木一夫が「さて、僕の55年の間に一番多く曲を書いてくれたのが、船村徹先生。この間お亡くなりになってしまいました。」と切り出すと、「僕がその先生から『おいちょっと手伝ってくれよ』って言われて、出したいくつかの歌の中で『都会のカラス』ってのがあって、それが先生の遺作になってしまったんですね。その先生のもとで12年半我慢して、去年『ござる~GOZARU~』でデビューした村木弾というのを紹介したいと思います。」と村木を呼び込んだ。

村木弾/舟木一夫

薄いグレーのスーツで登場した村木は「秋田県秋田市出身の村木弾といいます。宜しくお願いいたします。」と挨拶すると、舟木も「愛知県一宮市出身の舟木一夫です。」と笑いを誘う。舟木は「5,000曲以上書いた方の遺作にぶつかるというのは一番最初の処女作にぶつかるのと同じようにご縁だと思うからね。」と振り、「先生の本当の仕事納めになった曲をお聴かせしてあげてください。『都会のカラス』」と曲紹介をした。村木はステージの上手下手を移動しながら、新曲「都会のカラス」をフルコーラスで熱唱すると、深々とお辞儀をして退場した。

村木弾

村木弾

代わって登場した舟木も芸能生活55周年記念シングル『みんな旅人』を披露すると「村木はこの後、ロビーで即売会をやらせていただいているので、どうぞよろしくお願いいたします。」と後輩の応援を呼びかけた。なお村木弾は、5月3日から22日の千秋楽まで「芸能生活55周年 舟木一夫特別公演」の昼の部、全20公演に出演する。

第2弾シングル『都会のカラス』

村木弾 / 都会のカラス

2017年4月19日発売
CD:COCA-17291 / MT:COSA-2334MT:COSA-2334
価格:1,204円+税

[ 収録楽曲 ]
1. 都会のカラス(作詩:舟木一夫 / 作曲:船村徹 / 編曲:蔦将包)
2. さいはての月(作詩:舟木一夫 / 作曲:船村徹 / 編曲:蔦将包)
3. 都会のカラス(オリジナル・カラオケ)
4. さいはての月(オリジナル・カラオケ)
5. 都会のカラス(半音下げオリジナル・カラオケ)
6. さいはての月(半音下げオリジナル・カラオケ)
7. 都会のカラス(2コーラスカラオケ)
8. さいはての月(3コーラスカラオケ)

芸能生活55周年 舟木一夫特別公演

日程:5月3日(水・祝)~5月22日(月)
会場:大阪・新歌舞伎座
※第二部「舟木一夫オンステージ」で、恩師・船村徹氏が生涯最後に遺した作品「都会のカラス」を披露予定

◆<芸能生活55周年 舟木一夫特別公演>オフィシャルサイト
◆村木弾オフィシャルサイト