さだまさし、天才ヴァイオリニスト若林 暢のチャート席巻快挙を祝福

夭逝の天才ヴァイオリニスト若林 暢（わかばやし のぶ）の国内デビュー2作がBillboard JAPAN Top Classical Albums 1位と3位、オリコンウィークリー クラシック部門アルバムランキング2位と4位に初登場で、クラシック界を席巻。若林と親交があったさだだまさしが6月29日に行われた＜若林 暢追悼チャリティーコンサート＞にて今回の快挙を祝福した。

ニューヨーク・タイムズ紙でも高い評価を受けた1987年カーネギーホールでのデビューリサイタルを経て、1993年にイギリスでCDデビューし、デビューアルバムはデイリー・テレグラフ紙で“The CD of the Week”に選ばれるなど欧州各紙で絶賛されながらも、2016年6月に癌のため58歳という若さで惜しくもこの世を去った国際的女性ヴァイオリニスト若林 暢。ソニー・ミュージックダイレクトが新たに発足したクラシック専門レーベル“G-Tone”の第1弾として6月21日に同時リリースされたアルバム『ヴァイオリン愛奏曲集』『ブラームス：ヴァイオリン・ソナタ全集』が、7月3日付のBillboard JAPAN Top Classical Albumsでそれぞれ1位と3位に、6月26日付オリコンウィークリー クラシック部門アルバムランキングではそれぞれ2位と4位にと、国内デビューアルバム2作が同時に各チャートのトップ5にランクインという快挙となった。

6月29日、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者ワルター・アウアー氏を迎え、日本基督教団 田園調布教会で行なわれた＜若林 暢追悼チャリティーコンサート＞には、若林と親交があり今回の2作のジャケット題字も担当したさだまさしが飛び入り参加し、出演者とともに生前の若林との想い出を語った。さだは今回の快挙について「暢さんの音楽がたくさんの方々に受け入れられて、私も本当にうれしく思います。きっと暢さんも天国で微笑んでいらっしゃることでしょう。暢さんの音色が、さらに多くの方々に届くように、私も応援していきます。」と祝福した。

海外では非常に高い評価を受けながら、公私ともに波乱に満ちた生涯を送り日本ではほとんど知られることのないままに逝ってしまった若林 暢。そのキャリアスタートから30年の歳月を経て生み出した珠玉の作品たちが、いま見事に羽ばたいた。

◆若林 暢ソニーミュージックオフィシャルサイト
◆さだまさしオフィシャルサイト