フォーク歌手の佐藤公彦が心筋梗塞のため死去、享年65歳

「ケメ」の愛称で親しまれたフォーク歌手の佐藤公彦が、2017年6月24日、心筋梗塞で死去した。1971年、「ピピ&コット」というフォークバンドにより、「捨ててはいけないよ大切なものを」(エレックレコード)でレコードデビュー。

1972年に、「ピピ&コット」を脱退しソロ活動を始める。「通りゃんせ」(1972年/アードバーク)、「バイオリンのおけいこ」(1974年/エレックレコード)など、物語性のある歌詞と叙情的なメロディーでファンを惹きつけた。

あおい輝彦とのコンビによるパーソナリティで放送されていたラジオ番組「あおい君と佐藤クン」(1972年~1980年/ニッポン放送)でも人気を博す。のちに『長渕クンと世良くん』(長渕剛と世良公則)や『緒方クンと的場クン』(緒形直人と的場浩司)など、連綿と続くこの手の男性パーソナリティの2人によるラジオ番組の先駆けである。

ケメ独特の中性的で優しげな雰囲気とその歌声は、多くのフォークファンの心に残り続けるに違いない。

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