【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#9 ロックミュージシャン・矢沢永吉の言葉

仲村瞳の歌謡界偉人名言集

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

仲村 瞳(なかむらひとみ)
仲村瞳(なかむらひとみ)
編集者・ライター。2003年、『週刊SPA!』(扶桑社)でライターデビュー後、『TOKYO1週間』(講談社)、『Hot-Dog PRESS』(講談社)などの情報誌で雑誌制作に従事する。2009年、『のせすぎ! 中野ブロードウェイ』(辰巳出版)の制作をきっかけに中野ブロードウェイ研究家として活動を開始。ゾンビ漫画『ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ~童貞SOS~』(著・すぎむらしんいち/講談社)の単行本巻末記事を担当。2012年から絵馬研究本『えまにあん』(自主制作)を発行し、絵馬研究家としても活動を続ける。2014年にライフワークでもある昭和歌謡研究をテーマとした『昭和歌謡文化継承委員会』を発足し会長として活動中。



【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#9 ロックミュージシャン・矢沢永吉の言葉

“ビッグ”と“センセーショナル”という言葉が、オレは好きだ。

『暴力青春 キャロル 最後の言葉』(KKベストセラーズ/著・キャロル)より

※昭和50年4月、矢沢永吉率いる伝説的ロックバンド・キャロルは解散する。この言葉は、その3ヶ月後に出版された本の中の一言である。当時の矢沢は、26歳の若者。こんなにも青臭く、どストレートな言葉にもパワーを感じてしまうのは、矢沢だからこそ。まさに、有言実行の証明である。熱い想いは、言葉にしよう!

矢沢永吉(やざわえいきち)
昭和24年生まれ、広島県広島市出身。昭和47年、ロックバンド・キャロルのリーダーとして「ルイジアンナ」でデビュー。昭和50年にキャロルを解散後は、今もソロで活動を続ける。半世紀近く、第一線で活躍し続けているロッカーは矢沢永吉だけである。ライブ活動は約1800回。その動員数は600万人を超える。武道館最多公演137回(平成28年現在)と記録更新中。まさに、生きる伝説だ。