郷ひろみが「The Covers」で「黄昏のビギン」など昭和の名曲をカバー

郷ひろみ NHK BSプレミアム「The Covers」

2016年に芸能生活45周年を迎えた郷ひろみが、2月6日(月)放送のNHK BSプレミアム「The Covers」に出演する。リリー・フランキーと仲里依紗がMCを務める本番組で、永六輔、中村八大が生んだ昭和の名曲「黄昏のビギン」、中島みゆき作・研ナオコの大ヒットバラード「かもめはかもめ」、来生たかおの「夢の途中」をカバーする。アレンジは斎藤ネコが担当し、カルテット(弦楽四重奏)を中心にした美しくシンプルなアレンジをしている。

作詞作曲を永六輔、中村八大が手がけ、ちあきなおみを始め多くのアーティストにカバーされた昭和の名曲「黄昏のビギン」。弦カルテットとアコーディオン、ウッドベース、パーカッションという編成で、シンプルさの中にノスタルジックな味も漂う音色で披露した。郷ひろみが「音が整理されているから、ボーカルがボーンと出る」と語っており、まさに郷ひろみの歌声が際だっている。次に、女性の曲に挑戦したかったという郷ひろみは、研ナオコの「かもめはかもめ」を選曲し、「女性の気持ちを理解することはなかなかないから、今回は歌を通して理解してみたい」と選曲理由を語った。演奏を聴いたリリー・フランキーは「ドイツの古城の前で歌っている姿が浮かんだ」と感想を語り、郷ひろみも「聞き手によって想像される世界は違う。それぞれが感じた通りに感じてもらえればいい」とこたえた。

郷ひろみ NHK BSプレミアム「The Covers」

3曲目は、来生えつこ(作詞)と来生たかお(作曲)の姉弟が手がけた大ヒット曲「夢の途中」を歌唱。郷ひろみは、もともと来生姉弟の作る歌が好きで「メロディーも良いけど、特にこの歌の歌詞が気に入っている」と選曲理由を語り、特にお気に入りの歌詞は冒頭の「さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束」だと語った。歌詞の世界観が十分に伝わる素敵なパフォーマンスとなっている。

トークでは、音楽に対する真摯な取り組みなど、45年に渡って第一線で活躍する郷ひろみの話にリリー・フランキーと仲里依紗のMC2人も感動。更に、仲里依紗が郷ひろみへの素朴な質問をしたり、寝るときのこだわりなど、ミステリアスな私生活に迫っている。

NHK BSプレミアム「The Covers」オフィシャルサイト