最上川司、花嫁目線の新曲「MU・GA・SA・RI」公開「少しでもハッピーな気持ちをお届けしたいです」

2021年7月10日歌謡情報

最上川司

6月10日にデビュー6周年を迎えたヴィジュアル系演歌歌手・最上川司が、家族をテーマにしたオリジナルの新曲を2021年1月～12月まで12ヵ月連続でYouTubeで公開している。今回、第6弾となる6月の楽曲「MU・GA・SA・RI」の公開にあたり、コメントとインタビューが到着した。

最上川司コメント
6月はジューンブライドという事で結婚をテーマに花嫁目線で作りました。コロナの事もあってなかなか結婚式も挙げられないという方も多くいらっしゃると思います。大変な中ではありますがぜひこの歌で少しでも祝福させて頂ければと思います。また、未婚の方も既婚の方もこの素敵な世界観を楽しんで頂ければ幸いです。

ーーこの「MU・GA・SA・RI」とは一体何でしょうか？

最上川：「むがさり」は山形弁で結婚、結婚式、花嫁という意味ですね。小さい頃はテレビのCMや番組とかで、和装した花嫁と親族が行列になって「むが〜さり〜、、、」と声をあげながらゆっくり歩いて行く光景をよく見ました。今はほとんど見かけなくなって、昔の風習みたいになってますね。

ーーこの曲ができた経緯は？

最上川：2〜3年前に友人の友人が結婚するという事で式で歌ってくれないかという要望があったんですが、スケジュールの都合でできなくて、その時社長と「結婚式の歌があってもいいかもね」という話になってできた曲です。

ーーYouTubeチャンネル『もがちゃんねる』にアップされている「さだめの四季」も結婚を意識して作ったそうですが。

最上川：そうですね。「さだめの四季」はバラード調ですけど、アップテンポで楽しめるのも作りたいなと思って、同時期くらいに「MU・GA・SA・RI」ができました。最初はタイトルを「花嫁の風」とか「花びらの風」とか考えてたんですけど、「扇子の風」もあるし、「むが〜さり〜」って入ってるんでこれを強調してオリジナリティーを強く出そうと思いました。多分タイトル覚えにくいでしょうね（笑）。

ーーいいんじゃないですか？覚えにくいタイトルでもヒット曲は世の中に沢山ありますし。

最上川：もう一つの決め手はMVの最初のヴァージンロードのシーンで「MU・GA・SA・RI」って文字が浮かび上がった時に、うん、これだ！と思いました。

ーー映画みたいでかっこいいですよね。この曲は花嫁目線だそうですが。

最上川：はい、この歳になるとなんとなく気持ちがわかるというか、伝わってくるというか。いろんなドラマや映画を見ても両親への感謝の気持ちっていうのはどんなに時代が変わってもおんなじなんだろうなって。花嫁の気持ちの代表？みたいな歌詞にしたつもりです。オーソドックスというか。

ーー歌詞で一つ気になったところがありまして、「流れ行くしょっぱい日々たちは　幸せ涙」とありますがどんな意味なんでしょう？

最上川：僕の中で過去って映画なんかの影響もあってセピア色のイメージがあって、醤油色みたいな、っていうのは冗談ですが（笑）。でも過去に味をつけるとしたら甘くはないと思うんですよね。いろんな人生経験や思い出はしょっぱいと思っていて、それが結婚するにあたって頭の中を流れ、駆け巡って涙が流れ、涙のしょっぱい味にもかけているんです。

ーーなるほどです。2番はラップ調になっていて思い切った感じがあるなと思いました。

最上川：構成をめちゃくちゃにしたいなと思って、なんか変わった構成がくると人って気になって耳を傾けると思うんですよ。極端にいうとサビだけあればよくて、それ以外はなんとか耳を傾けさせるものにしないと、と思って作ってるところもありますね。普通に1番と同じメロが来てもいいんですが、だとしたらよっぽど気を引く歌詞を持ってこないと、とか。あんまり難しく考えたくないんですが本当は（笑）。

ーー作り手のこだわりですね。「ラスボスモンスター」にもびっくりしました。

最上川：小さい頃の親ってモンスターでしたよね（笑）。正義のモンスター。何があっても子供を守るみたいな。怒るときは鬼のようにおっかなくて、でもそんな鬼でも子への外からの攻撃に対しては命をかけて守る。ただコーラスで「ペアレーンツ！」って言ってるんですが、あれは行き過ぎでした（笑）。

ーー度の越えたクレーマーですもんね（笑）。

最上川：そうそう、でも面白いからいいかなと思って。

ーーアレンジはおなじみの三輪さんで。

最上川：はい、僕のデモを千倍華やかにして頂きました。とにかく味付けがすごいんですよ。ドラムもあんな雰囲気は僕には作れないし、迫力が断然違いますね。いつも大変感謝しております。

ーーMVも素敵でした。ご自身で？

最上川：そうですね、歌詞やイメージ画像でみなさんに世界を膨らませて頂きたいですね。

ーー最後に読者へメッセージをお願いします。

最上川：悲しいニュースが多く、まだまだお祝い事を大っぴらにできる状況ではありませんが、心から花びらの風を送り、聞いてくださる方々へ少しでもハッピーな気持ちをお届けしたいです。今回ギリギリ過ぎて本当にすいませんでした。来月は早めにアップできるように頑張りますので何卒応援の程よろしくお願い致します！