昭和の元祖・歌う映画スター、岸井 明のジャズアルバムが装い新たに登場

世紀の楽団 唄う映画スタア 岸井 明


三十八貫=142kgという巨漢で、元祖・歌う映画スターとして昭和時代に一世を風靡した俳優にしてシンガーの岸井 明のジャズソング、コミックソング、ノベルティソング盛りだくさんのアルバムが装いも新たに登場、2枚組の『世紀の楽団 唄う映画スタア 岸井 明』として10月20日に発売された。

ザッツ・ニッポン・エンタテインメント・シリーズ第五弾は、戦前戦後に映画や舞台などで活躍し『ダイナ』『唄の世の中』『世紀の楽団(アレキサンダー・ラグタイム・バンド)』『タバコやの娘』などのヒット曲を送り出した伝説のエンターテイナー岸井 明のアルバム。

新たに最新技術のデジタル・リマスタリングを施した音源と、同シリーズ『ハリキリ・ボーイ ロッパ歌の都へ行く』(第二弾として発売中)の監修も手掛けた娯楽映画研究家・佐藤利明による、戦前のモダンな音楽映画の素晴らしさと戦前日本におけるジャズ音楽の考察を織り込み、俳優としての岸井明とジャズシンガーとしての岸井明を存分に楽しむことができる、濃密で詳細な豪華すぎる全48ページの解説も嬉しい2枚組CDアルバム。

歌だけでなく作詞もこなしたマルチな岸井 明。自身の風貌を織り込んだメタ目線なコミックソングやノベルティソングはどれも秀逸であり、さらにそれらを企画した当時のレコード制作者の飽くなき探求心にも注目。古くからのコアなファンを含めホンワカとした味のある歌声を現代の音楽ファンに楽しめることは間違いなし。



岸井 明『世紀の楽団 唄う映画スタア 岸井 明』


2021年10月20日発売
VICL-65588~9 / 3,520円(税込)
形態:CD2枚組、解説・歌詞ブックレット封入
[ 収録楽曲 ] 全41曲収録 全曲モノラル録音
■Disc-1
1. ダイナ
2. プリーズ
3. 家へなんか帰るかい
4. ねえ君次第
5. 月に告ぐ
6. 察してくれよ、君!
7. 僕の彼女
8. 唄の世の中
9. ほんとに困りもの(共演:神田千鶴子)
10. 楽しい僕等
11. お世辞じゃないです(共演:千葉早智子)
12. 僕は二人前
13. あゝ、つまらんぞ
14. 懐しの我が家
15. スーちゃん(共演:日本ビクター・リズム・ジョーカース)
16. 涙をふいて
17. 気持判るよ
18. 帆は夕陽にもえて
19. あゝもなりたや(共演:古筆愛子)
20. タバコやの娘(共演:平井英子)
21. 流行歌謡集(四)流線ぶし・無情の夢・ダイナ(共演:市丸、波岡惣一郎)

■Disc-2
1. 街道の王様
2. 理想の夫婦(共演:能勢妙子)
3. 独身のせいだわ(共演:江戸川蘭子)
4. 進軍スヰング
5. 野球選手の兵隊さん
6. ホノルル・ムーン
7. お嬢さんの犬(共演:平井英子)
8. 真赤なリボン
9. ハワイの唄
10. お山の楽隊
11. 姑娘可愛いや(共演:平井英子)
12. 代用品時代
13. 親友の唄
14. 海辺は楽し
15. 世紀の楽団(共演:加美可那子)
16. 三人仲よく(共演:小夜福子・灰田勝彦)
17. 村の横綱(共演:平井英子)
18. やぐら太鼓に
19. 涙はどんな色でしょか
20. ウクレレの歌

プロデュース・音楽監修:保利 透
監修・解説:佐藤利明
音源ピッチ調整:宇野秀一
ロゴイラスト:山田参助
協力:濱田研吾、萬象アカネ、毛利眞人、米山弘一、三木鶏郎企画研究所
デザイン・コーディネート:岡田


ザッツ・ニッポン・エンタテインメント・シリーズ

第一弾「ニッポン・エロ・グロ・ナンセンス モガ・モボ・ソングの世界/Various Artist」
第二弾「ハリキリ・ボーイ ロッパ歌の都へ行く/古川緑波」 ※古川緑波=ふるかわ ろっぱ
第三弾「雨の中に歌ふ 二村定一とジャズ小唄/二村定一」 ※二村定一=ふたむら ていいち
第四弾「ニッポン・スウィングタイム 戦前のジャズ音楽 vol.1/VARIOUS」


関連リンク

◆『世紀の楽団 唄う映画スタア 岸井 明』作品サイト

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