【JOYSOUNDだから、歌える!隠れた名曲ライブラリー】#63 石川セリ「風と踊る」

JOYSOUNDだから、歌える! 隠れた名曲ライブラリー

好きなアーティストの歌いたい曲が、必ずしもヒット曲だとは限りませんよね。カラオケに入っていなくて、残念な思いをした方も多いと思います。JOYSOUNDは、マニアックな曲も多く、リクエスト配信にも力を入れているから、お目当ての曲に出会いやすいようです。というわけで、JOYSOUNDだからこそ歌える、隠れた名曲の数々をご紹介!

「風と踊る」


昭和58年6月発売
歌:石川セリ
作詞:森雪之丞
作曲:筒美京平
編曲:大村憲司
レーベル:フィリップス・レコード

石川セリ、8枚目のアルバム『BOY』の収録曲。昭和46年に映画『八月の濡れた砂』(日活)の同名主題歌で歌手デビューした石川は、アンニュイな雰囲気と囁くような甘い歌声で人気を呼んだ。この曲もそんな彼女の魅力に溢れている。「♪猫を型どった仮面 はずしたら 舞踏会は 終った 贈られた 赤い靴 やっぱり うまく踊れない」。石川の代表曲のひとつである「ダンスはうまく踊れない」(昭和52年)を意識したかのような冒頭の歌詞に、森雪之丞の遊び心を感じる。そして作曲は、歌謡界を代表する稀代のヒットメーカー筒美京平。当時は、小泉今日子、河合奈保子、早見優など、所謂、80年代アイドルに楽曲を多く提供していた。そんな中にあって、「風と踊る」は、ラテンのスパイスが効いたちょっと大人な異色作といえる。意外なことに、森と筒美のコンビによる楽曲も希少である。編曲は、ギタリストとしても名高い大村憲司(平成10年死去)。彼もまた日本の80年代ポップスを盛り上げたひとりである。これだけの豪華メンバーによって作られた隠れた名曲を、少しでも多くの人に歌ってもらいたい。

解説:仲村瞳

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