大石まどか、新曲「女の錦秋」発売記念で“なまら”+“生演奏ライブ”「生ラ!」開催

大石まどか

演歌歌手の大石まどかが、恒例のワンマンライブ<生ラ!>の第4回目の公演を4月1日(土)、赤坂のB♭(ビーフラット)にて行なった。

この「生ラ!」と題されたライブは、「凄い」という意味の北海道弁「なまら」と、“生演奏によるライブ”を掛けたネーミングのライブ。2013年に第一回目を開催。その後、年に一回、新曲発売に合わせて開催されている。昨年はデビュー25周年で王子・北とぴあホールで25周年記念コンサートを開いたため、今回が2015年以来、約2年ぶり、4回目の開催となった。演歌に留まらない楽曲を披露するのも「生ラ!」ならではの演出で、大石の恒例のライブとなっている。

大石まどか

大石は「恋路ヶ浜暮色」で薄いピンクの桜の着物で登場。「あらためましてこんにちは、コロムビアレコードの大石まどかです。今日はお寒い中、お足元の悪い中、お越しいただきましてありがとうございます。この<生ラ!>、今回で4回目となります。今年デビュー26年目を迎えさせていただいておりますが、昨年はデビュー25周年で、北とぴあ・さくらホールでコンサートを開かせていただきました。1,300名もの方々にお越しいただいて、思い出の地となりました。なので、昨年は<生ラ!>をやらなかったのですが、今年は3月15日に新曲「女の錦秋」発表ということで、また<生ラ!>をやらせていただくことになりました。新曲を発売したばかりで、キャンペーンをやりながらの調整で、ばたばたしておりました。外は寒いですが、この中は熱く盛り上げていきたいと思いますので、どうぞ最後までおつきあいください。どうぞ宜しくお願いいたします。」と挨拶。

カバー曲では「私の母が好きで、母がよく歌っていて、母の歌声で覚えた」と言う平和勝次とダークホースの「宗右衛門町ブルース」、「私が14歳のときにこの曲のカラオケ大会に出て、優勝した」と言う小林幸子の「別離」を歌唱。

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その後、先日亡くなった船村徹先生に触れ、「先日、NHK-BSプレミアムの『昭和の歌人たち』と言う番組が放送になりました。私も船村門下と言うことで出演させていただきました。3月1日に中野サンプラザで収録がありまして、当初は船村先生もいらっしゃる予定となっておりました。2月16日に突然お亡くなりになってしまいました。1日の収録では久しぶりに歌声を聞いていただけて、何ておっしゃっていただけるかな…なんて、私も楽しみにしていたんですが、残念というか、悲しいと言うか。私はデビュー曲が『恋のしのび雨』。船村徹先生に書いていただきました。書いていただく上で、先生のところに通いで内弟子をさせていただきました。デビュー前に10日間、先生のところへ行って、また東京に戻って、で、また10日間行って…っていう通いをしてました。兄弟子たちはたくさんいたんですが、女の子の弟子はいなかったので、すごくかわいがってくださいました。先生のお庭ってすごく広くて、わさびとかきのことか、朝、ざるを持ってとりに行くんですが、着替えをジーンズ一本しかもって行っていなかったので、先生にジーンズメイトに連れて行ってもらって、先生にトレーナーとジーンズとキャップを買ってもらったんです。それを兄弟子たちに言うと、『何十年もいるけど一回もしてもらったことがない』と言ってました。先生の思い出はたくさんあります。」と話すと、春日八郎の「別れの一本杉」とデビュー曲の「恋のしのび雨」を歌唱した。

大石まどか

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後半は黒のドレスに着替え、「ジャズレストランと言うことで、今日はジャズアレンジで」と中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」や因幡晃の「忍冬」などを歌唱。最後には「今回は3月に新曲が発売になりましたが、これから全国を飛び回って、「女の錦秋」を広めていければと思います。今日は決起集会みたいなもので、ぜひ皆さんにも盛り上げていただいて、私も早く、応援していただける皆さんにご恩返しできるように、年末忙しくできるように頑張ります。」と新曲「女の錦秋」を歌唱し、全18曲、140名満員の喝采の中、大きく盛り上がった。

大石まどか

終演後の囲み取材では「新曲の発売前に選曲していたんですが、発売になって忙しくなって、バタバタで終わった感じです。<生ラ!>では「生の音のバンドと、歌い手の呼吸感を感じてもらえたらうれしい。新曲に関しては「かっこいいね」と言ってもらえるので、つかみはOKという感じです。」と話した。

生演奏ライブ「生ラ!」

日時:2017年4月1日(土)13:30開演
場所:赤坂B♭(東京都港区赤坂)
<セットリスト>
M1.恋路ヶ浜暮色 (オリジナル 2003年)
M2.命、燃えて (オリジナル 2016年 デビュー25周年記念曲)
M3.春待ち花 (オリジナル 2007年)
M4.うちの人 (オリジナル 2003年)
M5.宗右衛門町ブルース (カバー:平和勝次とダークホース 1972年)
M6.別離 (カバー:小林幸子 1988年)
M7.別れの一本杉 (カバー:春日八郎 1955年)
M8.恋のしのび雨 (オリジナル 1992年 デビュー曲)
M9.居酒屋「津軽」 (オリジナル 2014年)
M10. 女の錦秋 (オリジナル 2017年 最新曲)
M11.飾りじゃないのよ涙は (カバー:中森明菜 1982年)
M12.たそがれマイ・ラブ (カバー:大橋純子 1978年)
M13.忍冬 (カバー:因幡晃 1985年)
M14.愛のメモリー (カバー:松崎しげる 1977年)
M15.うぬぼれ鏡 (オリジナル 1997年)
M16.夏の蝶 (オリジナル 2001年)
M17.他人行儀 (オリジナル 2000年)
En.女の錦秋 (オリジナル 2017年 最新曲)

◆大石まどか オフィシャルサイト