【扇ひろ子 55周年記念】第六弾・＜扇ひろ子歌手生活55周年記念ディナーショー＞に駆けつける、ゆかいな音楽仲間たち

2021年4月25日イチオシ, 歌謡情報

扇ひろ子
1945年、広島県広島市生まれ。生後6ヶ月で被爆し父親を失う。1964年8月6日、原爆遺児を代表して広島平和記念式典で「原爆の子の像」を歌い話題となる。同年、「赤い椿の三度笠」でレコードデビュー。翌1965年の「哀愁海峡」、ご当地ソングの先駆けとなった1967年の「新宿ブルース」がヒットしてスター街道に。NHK紅白歌合戦に2回連続出場を果たす。また、女任侠映画で女優としても開花し、その演技が世界的に評価された実績もある。2021年4月26日、池袋メトロポリタンホテルにて、扇ひろ子の歌手としての集大成となるステージが開催される。

いよいよ、2021年4月26日、東京・池袋ホテルメトロポリタン 3階「富士」にて、＜扇ひろ子歌手生活55周年記念ディナーショー＞が開催される。今回のディナーショーは、扇の歌手としての集大成を表現するだけあって、扇の多くの仲間たちがゲストとして応援に駆けつける。【扇ひろ子 55周年記念企画】の第六弾は、そのゲストにフィーチャー。

ゲストの一人として、まずは、扇と共に、輝かしい昭和の歌謡界と映画界を華やかに彩った国民的スター・園まりを紹介したい。園は、1962年に「鍛冶屋のルンバ」でレコードデビューしているので、1964年にレコードデビューした扇よりも少しだけ先輩である。二人とも、幼少の頃に童謡歌手だったという共通点はあるものの、園はポップス、扇は演歌といった印象があり、この二人が同じステージで並んでいる記憶が薄い。そして、園も扇も銀幕のスターとしても活躍しているが、園は恋愛映画の清純なヒロイン、かたや扇は切った張ったの女任侠映画の主役。そんな二人から、どんな話が飛び出すか楽しみだ。

そして、他にも同じ時代を知る仲間として、扇の「新宿ブルース」が大ヒットした1967年に「ポチャポチャ小唄」で歌手デビューした小松みどり。1965年に「若さの世界」でデビューした演歌歌手の佐々木新一。1970年に「夜が流れる」でデビューしたシャンソン歌手の真木洋介。真木は、広島が生んだ反戦歌「一本の鉛筆」を、ニューヨークや日本各地で歌う活動でも知られている。1964年8月6日に、原爆遺児を代表して広島平和記念式典で「原爆の子の像」を歌った扇との縁を感じてしまう。

新世代からは、1996年に「ほおずき」で歌手デビューし、今年25周年を迎えた演歌歌手・美貴じゅん子も登場。1997年に『第7回 NHK新人歌謡コンテスト』優勝賞を受賞した実力派である。扇をはじめ、昭和歌謡のレジェンドたちと渡り合う姿も見ものだ。

さらに、全日本芸能協会の理事長であり音楽プロデューサーのロイ白川は、栃木の県民的大スター歌手でもある。今回は、現在、活動中のユニット黒木美帆&ロイ白川として登場する。

懐かしい歌もさることながら、バラエティーに富んだゲストだけに「ここだけの話」も飛び出しそうで、＜扇ひろ子歌手生活55周年記念ディナーショー＞がより一層楽しくなる予感！

文：仲村瞳