8月15日放送「新・BS日本のうたスペシャル」は作曲家・𠮷田正生誕百年記念コンサート、五木ひろし・坂本冬美ら出演

「新・BS日本のうたスペシャル 作曲家𠮷田正生誕百年記念コンサート」


NHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」が、8月15日に「新・BS日本のうたスペシャル 作曲家𠮷田正生誕百年記念コンサート」を放送する。

番組では茨城県日立市とNHK水戸放送局との共催で、作曲家・𠮷田正の生誕100年を記念したコンサートを、彼の生まれ故郷である茨城・日立市で開催。𠮷田門下生の吉永小百合、橋幸夫、三田明、古都清乃をはじめ、五木ひろし、坂本冬美、長山洋子ら演歌・歌謡曲界を代表する歌手が勢揃いする。

𠮷田が生涯で作曲したのはおよそ2400曲。その中から珠玉の27曲を披露するほか、吉永・橋ら門下生による恩師との思い出トーク、さらに鶴田浩二、フランク永井の(生前の)歌唱映像など、生誕100年記念に相応しい超貴重映像が目白押しとなる。


「新・BS日本のうたスペシャル 作曲家𠮷田正生誕百年記念コンサート」


橋はデビュー曲の「潮来笠」、三田は「美しい十代」、五木と市川由紀乃がムード歌謡の代表曲「誰よりも君を愛す」(松尾和子・和田弘とマヒナスターズ)をデュエットで送る。

また橋&三田は「恋のメキシカン・ロック」「明日は咲こう花咲こう」など歌番組の視聴者に人気の高いリズム歌謡や青春歌謡の名曲を披露。さらに福田こうへいの「弁天小僧」(三浦洸一)、三山ひろしの「街のサンドウイッチマン」(鶴田浩二)、長山の「花蕾」(美空ひばり)など、後輩歌手も往年の名曲を歌い継ぐ。


吉永小百合、坂本冬美


そのほか、普段滅多にステージショーには出演しない吉永が、恩師への感謝を綴った手紙の朗読を始め、数多くの場面に登場。名曲「夢千代日記」では、坂本との今回限りの夢のコラボレーションが実現。坂本は本番でも涙を堪えきれないほどの感動を覚えたという。吉永・坂本という違うジャンルながら、超一流同士ならではの、お互いへの尊敬に満ちた特別な共演を見せる。

番組の最後を飾った「いつでも夢を」は、オリジナル歌手の橋と吉永の二人による貴重な歌唱シーンとなり、まさに歴史的なワンシーンとなった。


吉永小百合


吉永小百合、橋幸夫


「新・BS日本のうたスペシャル 作曲家𠮷田正生誕百年記念コンサート」の初回放送は8月15日(日)。先の戦争の悲惨さ、凄惨さについて考え、戦争の危険への警鐘を鳴らし、平和を守り抜く意思を語り継ぐ機会となる大切な日である。

𠮷田は第2次大戦中、旧満州の戦線で大けがを負い九死に一生を得た。終戦後もシベリア抑留を経験し、戦争の悲惨さと虚しさを知る人物でもあった。生涯2400曲あまりの楽曲を作曲した原動力は、戦地で死んでいった戦友への思い、特に若くして命を落とした仲間達への思いであった。𠮷田の作曲家デビュー曲の「異国の丘」は戦地において書かれたメロディー。戦争の悲惨さを乗り越え、命のかけがえの無さ、命の輝きの素晴らしさを歌で語り続けた作曲家・𠮷田正。終戦記念日に相応しい特集でお送りする。


「新・BS日本のうたスペシャル 作曲家𠮷田正生誕百年記念コンサート」

放送:
8月15日(日)19:30~20:59 NHK BSプレミアム・BS4K
8月21日(土)12:00~13:29 NHK BSプレミアム・BS4K(再)
8月27日(金)16:30~17:59 NHK BSプレミアム(再)
出演:市川由紀乃 / 五木ひろし / 城南海 / 古都清乃 / 坂本冬美 / ささきいさお / 長山洋子 / 橋幸夫 / 福田こうへい / 三田明 / 三山ひろし / 吉永小百合(50音順)


関連リンク

◆NHK「新・BS日本のうた」オフィシャルサイト