あさみちゆき、井の頭公園ライブ祝200回で1000人が祝福

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あさみちゆきがライフワークとして続けてきた井の頭公園でのストリートライブが9月2日の開催でめでたく200回を迎え、公園には約1,000人のファンが集まった。

デビュー前の2001年からスタートしたストリートライブは17年間続いており、200回を迎えた当日の公園には約1,000人のファンが集まる中、冒頭に花束や祝・200回の文字が記されたメダル、ワイン、ギターストラップ、井の頭公園をイメージしたクッションなど様々なプレゼントが贈呈された。

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ライブを始めたばかりの事を思い出しながら、まだギターを弾けなかった当初、ラジカセを前に歌っていたというエピソードと共に、当時使っていたラジカセも持参。ストリートライブ初日に初めて歌唱したという「圭子の夢は夜ひらく」(藤 圭子)や、よく歌っていた「アカシアの雨が止むとき」(西田佐知子)を歌唱し、「全然人がいないのに、人見知りでした。」と当時を振り返った。その後、2003年のデビューを目の前にして、レコード会社のディレクターからスカウトされた時の課題曲だったオリジナル曲の「港のカラス」を披露。同曲の作曲を手掛けた杉本眞人にテイチク本社で初めて会った時は、そのサングラス姿にものすごく緊張したそうだ。こうしてギターを弾き語るスタイルが定着したが、悪戦苦闘しながらギターを練習していたあさみは毎回ライブを見に来ていたギターが弾ける観客が色々教えてもらった、といったギター習得のエピソードも語られた。

この日、オリジナル曲はもちろん、恒例のカバーリクエストコーナーでは、「PRIDE」(今井美樹)、「女の意地」(西田佐知子)といったまったく違うタイプの曲をあさみ流にアレンジ。今後もリクエストを募るそうで、その中からあさみ自身がセレクトして披露されていくそうだ。ライブ後半ではこちらも恒例の誕生日の来場者へ向けて「娘から愛をこめて」を目の前でプレゼント。同曲の作詞者である阿久悠からは「お客さんがデビューからずっと応援し集まってくれているこの場所(井の頭公園)をずっと大事にしなさいね。」という言葉を頂いたそうだ。自身にとっても“第2の故郷”としてかけがえのない場所となってる。

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ライブも終盤に差し掛かると、あさみ自身が作詞・作曲を手掛けた、その名も「井の頭公園」では、晴れた空、鳴り響く蝉時雨の中、シンと静まり返り耳を傾けて聴き入りながら一緒に歌うファンの姿が印象的だった。「いつか(2歳の)長男が大きくなったら一緒に、ここでこの曲を歌ってみたいですね」と笑顔で夢を語り、最後は最新曲「出さない手紙を書いてます」で締めくくり、全12曲の歌唱を終え、「また300回、400回を目指して続けていきたいです!」と意気込みを語った。「11月にはニューシングルを発売します!」とファンに向けていち早くサプライズで発表し、会場は大きく沸いた。次回は10月14日に開催される予定だ。

[ セットリスト ]
1. 圭子の夢は夜ひらく(藤 圭子)
2. アカシアの雨がやむとき(西田佐知子)
3. 港のカラス
4. 男と女の部屋(山崎ハコ)
5. こころのうた
6. 泣きたいときは
7. PRIDE(今井美樹)
8. 女の意地(西田佐知子)
9. 娘から愛をこめて
10. 井の頭公園
11. 青春のたまり場
12. 出さない手紙を書いてます

デビュー15周年記念シングル『出さない手紙を書いてます』

2017年2月22日発売
CD:TECA-13743 / カセット:TESA-13743 1,204円+税
[ 収録楽曲 ]
1. 出さない手紙を書いてます
2. いとし子よ
3. 交差点
4. 出さない手紙を書いてます(オリジナルカラオケ)
5. いとし子よ(オリジナルカラオケ)
6. 交差点(オリジナルカラオケ)

◆あさみちゆきオフィシャルサイト