坂本冬美が8月21日にリリースしたシングル『俺でいいのか』が好調な推移で売り上げを伸ばしている。令和元年に「原点回帰」を宣言して、久々の男歌での勝負している坂本冬美。現時点の状況から、この原点回帰が功を奏したと言える。
発売から約3か月が経過した今でも連日3桁を超えるバックオーダーが継続中であり、CDの売り上げだけでなく、ここ最近のシングルでは、比較にならないくらいのミュージックテープ(カセット)の売り上げから、間違いなくカラオケファンに圧倒的な支持を受けていることが浮き彫りになった。
11月17日、DAM発表のカラオケランキング「演歌ランキング」では、週間ランキング&月間ランキングのダブルで1位を獲得。月刊カラオケファン最新号(1月号)の「今月のカラオケリクエストHOT50」では、前月順位19位から2位と急上昇で要注目の楽曲となっている。
坂本冬美はデビュー当時男性が主人公の演歌を数多く発売して一世を風靡しただけに、その男歌が令和になりメジャー調の男歌「俺でいいのか」と進化系となった事に違和感はない。元々、坂本冬美の楽曲は、カラオケ愛好家が歌唱するには難易度の高いものが多い。特に男歌の場合は、より難しい印象であった。昭和から平成へ替わるタイミングの男性像と平成から令和に替わるタイミングの男性像の違いからか、優しい男性像の男歌となった今作は、カラオケファンの女性だけでなく男性にも歌い易い印象を持たれているのも好調の要因の1つである。
12月14日に開催される第52回「日本作詩大賞」に「俺でいいのか」がエントリーされており、そして大晦日には、通算31回目の出場が決定した第70回「NHK紅白歌合戦」があり、年明け1月9日からは、大阪・新歌舞伎座で1か月間に渡っての五木ひろし特別公演に特別出演が決定している。
2019年12月4日発売
[ 収録楽曲 ]
1. 俺でいいのか
2. あばれ太鼓
3. 熊野路へ
4. うりずんの頃
5. 祝い酒
6. 男の火祭り
7. 百夜行
8. 夜桜お七
9. 岸壁の母 ~歌謡浪曲~ (2018年ボーカル新録)
10. 風うた
11. 凛として
12. 火の国の女
13. 風に立つ
14. また君に恋してる
15. 片想いでいい
16. グラスの氷がとけるまで
期間:2020年1月9日(木)~2月9日(日)
料金:特別席 16,000円 / 1階席 14,000円 / 2階席 8,000円 / 3階席 4,000円(税込)